「父親になることは働き口を失うこと」ソン・ジュンギの妄言?“キャリア断絶”を乗り越えた韓国女優たち

2023年08月06日 話題

俳優ソン・ジュンギの“発言”は現実だろうか。

【写真】ソン・ジュンギ、生まれたての赤ちゃんと“握手”

多くの叱責を受けたその発言が様々なスターたちを通じて現実の一面であることが明らかになったが、それを乗り越えた人も少なくない。

ソン・ジュンギの発言とは、「私たちの業界で父親になって夫になるということは、時には働き口を失うという意味でもある。赤ちゃんを産んで結婚することが、ますます職を失っていくように見える」というもの。

(写真提供=OSEN)ソン・ジュンギ

彼が中国メディアとのインタビューで放った言葉で、韓国芸能界のスターが結婚や出産、育児などによって“キャリア断絶”を体験せざるを得ない点を批判した内容だ。特に男性俳優よりも女優のほうが結婚・出産・育児の影響を大きく受けるだけに話題を集めた。

“キャリア断絶”を乗り越えた女優たち

ソン・ジュンギの発言以降、キャリア断絶で悩んでいたスターたちの話が現実を感じさせた。

まず、2009年にソル・ギョングと結婚し、2010年に息子を出産した女優ソン・ユナは、約4年間のキャリア断絶を経験している。

(写真提供=OSEN)ソン・ユナ

彼女は「子供を産んで100日も過ぎれば仕事ができると思った。赤ちゃんを産む前は」とし、「1歳になるまで子供のそばにいようかとも考えた。そうするうちに5年間の空白ができた。だから現実的に所属事務所も“これは違うんじゃないか”と言ってた。その時、ちょうどとても良い作品が私に来てくれた」と話した。

女優パク・ハソンもキャリア断絶を悩んだ。2017年に俳優リュ・スヨンと結婚した後、同年夏に娘を出産したパク・ハソンは、妊娠と出産で2年間のキャリア断絶を経験した。

パク・ハソンは「熱愛説が出て2年休み、結婚して出産をしながら計4年間休むことになった」とし、「キャリア断絶のことを他人事だと思っていたが、私もあった。克服したけど。自分にできる選択肢から最高のものをよく選んだ」と話した。

(写真提供=OSEN)パク・ハソン

しかし誰もがキャリア断絶で挫折し、夢を諦めるわけではない。

俳優チン・ソンギュの妻パク・ボギョンは、結婚と出産、育児により10年間のキャリア断絶があったが、ドラマ『シスターズ』『良くも、悪くも、だって母親』などで華麗に復帰した。

(写真提供=L' Julyエンターテインメント)パク・ボギョン

前述したソン・ユナやパク・ハソンもキャリア断絶を恐れたが、それを乗り越えて成功裏に復帰して活発に活動中だ。その他にも多くの女優たちが結婚、出産、育児を体験し、女優であり妻、母親としての役割を立派に並行しながら活動を続けている。

ソン・ジュンギの“発言”は現実のように見えないこともない。だが実際に勝ち抜く人も少なくないため、「でたらめな妄言」と呼ばざるを得ない。

(記事提供=OSEN)

◇ソン・ジュンギ プロフィール

1985年9月19日生まれ。2008年、大学生のときに映画『霜花店 運命、その愛』に出演しデビュー。いくつかのドラマ出演を経て、2010年に『トキメキ☆成均館スキャンダル』の主要キャストに抜擢されブレイク。2012年にはドラマ『優しい男』、映画『私のオオカミ少年』の出演を機に一躍人気俳優に。2013年に陸軍に入隊し、2015年に除隊した。翌年にドラマ『太陽の末裔~Love Under The Sun~』で復帰し、同作で共演したソン・ヘギョと2017年に結婚するも、2019年6月に離婚。2023年1月、ケイティ・ルイーズ・ソーンダースと結婚したと発表した。

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