解散を公式に発表したわけではないが、ガールズグループAOAのメンバーたちの明暗が分かれている。
まずAOAではチャンミの名で知られた歌手のドファが、再びオーディション番組に出演することがわかった。
彼女は今年初めに放送されたバーチャルガールズグループのデビューサバイバル番組『少女リバース』に出演し、話題になったりもした。
今回、ドファが出演する韓国Mnetのオーディション番組『QUEENDOM PUZZLE』は、既存のガールズグループメンバーや女性アーティストを“パズル”のように組み換え、ガールズグループ最高の組み合わせを完成させる番組だ。
5月25日に放送された音楽番組『Mカウントダウン』で公開されたパフォーマンスビデオを通じて、最後のラインナップにドファが名を連ね、熱い関心を集めている。
唯一、FNCエンターテインメントに残り活動名を変更したドファに限らず、AOA出身メンバーの“行き先”はバラバラだ。
ユナは所属事務所を脱退後、芸能界ではなくピラティスの講師として過ごしている。
またAOAにいた頃から女優業が目立っていたソリョンは、2022年11月に芸能事務所イウムハッシュタグと契約。昨年はドラマ『キラーズ・ショッピングリスト』『何もしたくない』(原題)に出演し、女優として活発に活動している。
ヘジョンは今年3月にthカンパニーに移籍し、「良い作品で大衆に演技者の姿をお見せする」と伝えた。
振り返れば人気ガールズグループだったAOAは、2020年に元メンバーのクォン・ミナがグループ活動当時、ジミンから継続的にいじめを受けていたと主張して状況が変化した。
当初は“いじめ疑惑”を否定していたジミンだったが、クォン・ミナの暴露が続くと最終的に謝罪してAOAを脱退。芸能活動を中断した。またクォン・ミナは他メンバーに対しても“傍観者”という言葉を使って批判した。
以降、いじめがあったグループというイメージがついて回り、メンバー各自がソロ活動に進まざるを得ない状況に追い込まれた。ジミンは2022年8月に音楽バラエティ番組『2番目の世界』で復帰してソロアーティストとなったものの、すでにメンバーはバラバラとなり、事実上の解散という見方が強まった。
FNCエンターテインメントに唯一残ったドファが新たな活動を予告し、その「事実上の解散」という見方はますます説得力を加えている。
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