韓国で「歌手IUが盗作の容疑で告発されている」という内容が報じられたなか、所属事務所が遺憾の意を示している。
IUの所属事務所EDAMエンターテインメントは5月10日、公式インスタグラムに公式立場分を掲載。「盗作疑惑関連の掲示物及び根拠のないデマに関する印刷物について、捜査機関に告訴上を提出していた」と発表した。
韓国では同日、各種メディアが「IUが盗作疑惑で告発されている」という内容を報じた。しかし、この事実はEDAMエンターテインメントに公表されていない内容で、同事務所は捜査機関から正式に報告を受けていないという。
公式立場文を通じて同事務所は「捜査機関の進行状況を待っていたところ、本日“盗作疑惑で警察に告発された”という記事の存在を知りました」と強調し、所属アーティストの人権を侵害するあらゆる行為に対して強硬な法的対応に出ると何度も繰り返している。
先の報道によれば、IUは『The red shoes』など6曲を盗作した容疑で一般人から告発されたという。「元の著作物とメロディー、リズム、コード進行まで同一である場合が多く、特に『Good Day』と『The red shoes』の場合、一般に聴くだけでも相当な類似性を持っている」「導入部分の盗作が6曲すべて疑われる」といった告訴状の内容にも触れており、該当楽曲には疑惑の目が向けられている状況だ。
EDAMエンターテインメントによる公式立場全文は以下の通り。
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こんにちは、EDAMエンターテインメントです。
いつもEDAMエンターテインメントの所属アーティスト、IUに向けて惜しみない応援と愛をくださるファンの皆様に感謝申し上げます。
当社はオンラインコミュニティ、SNS、YouTubeなどで見受けられる虚偽事実を基盤にしたIUに関する盗作疑惑関連物の掲載と、一部地域で確認された根拠のないデマを盛り込んだ印刷物の配布について把握しています。これに対して数ヶ月前から多数のオンラインコミュニティ、NAVERカフェなどで深刻な水準の悪質な掲示物が数回掲示されていることを確認しました。
現在は該当疑惑が提起された当初から収集している盗作疑惑、スパイデマ、ハラスメントおよび名誉毀損、虚偽事実流布、プライバシー侵害などに対する証拠資料をもって、法務法人を通じて捜査機関に告訴状を提出しています。
捜査機関の進行状況を待っていたところ、本日マスコミの記事を通じて「盗作疑惑で警察に告発された」という記事の存在を知りました。
当社は現在捜査機関からの正式な連絡を受けていない状態で、告発の事実に関しては記事を通じて初めて認知することとなりました。マスコミで言及されている告発状の内容もいまだ確認できておらず、その内容については確認中の段階であることをお知らせします。
また、継続的に虚偽事実を流布した人物はアーティスト本人だけでなく、当社スタッフや彼らの知人にまで大きな被害を与えています。当社はこれに対して事態の深刻性を十分に認識すると同時に、多方面に危害を加える行為をこれ以上看過できないと判断しました。
根拠のない虚偽事実がさも真実であるかのような悪意的な内容でアーティストの名誉を傷つけることは、明確な不法行為です。当社はこれが強力な法的措置対象であることを今一度強調し、人格の冒涜及び名誉棄損にあたる悪質な掲示物の掲載が続く場合には善処なく法的対応を致します。
悪質な書き込みに対する情報収集及び法的対応は定期的に行っております。捜査機関からの要請により、具体的な家庭と進行状況を公開することは致しかねますが、すでに数カ月前から大量の告訴受付及び追加資料を収集しており、いつにも増してその深刻性を認識しているという点、重ねて申し上げます。
当社は最後まで悪質な書き込みを行った人物を追跡し、所属アーティストの権益を保護するために最善を尽くします。この過程にはいかなる善処も合意もないことを強調します。第三者による分別のない告発や加害に関しても強硬に対応することをここに申し上げます。
今後も自主的な調査を積極的に行い、法的対応を続けていく予定です。したがって、ファンの皆様につきましても所属アーティストの人権を侵害する犯罪行為を見かけましたら、公式メールを通じて情報提供をお願いいたします。
最後に、私たちEDAMエンターテインメントはIUとファンがともに歩いてゆくその道が、隙間のない幸福で輝き続けるよう尽力します。ありがとうございます。
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