処罰を免れてきた元BIGBANGのV.Iとヤン・ヒョンソク、“今回”は違う結末を迎えるか

2019年10月18日 話題 #V.I

常習賭博と違法為替差益の容疑を受けているヤン・ヒョンソク前YGエンターテインメント代表PDと、BIGBANG出身V.Iの捜査が終わりを見せている。

以前は処罰を免れた2人だが、今度は違う結末を迎えるのだろうか。

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ソウル地方警察庁は10月16日、「ヤン・ヒョンソクとV.Iの遠征賭博疑惑の調査はすべて終わった。これまでの調査内容と既存の確保した資料を総合して分析中」とし、「10月中には捜査を終える計画だ」と明らかにした。

ヤン・ヒョンソクとV.Iは、米ラスベガスのカジノなどで数回にわたって数十億ウォン(約数千万円)規模のギャンブルをした疑いを受けている。アメリカでドルを借り、韓国内でウォンに変えるいわゆる“為替差益”の手法でギャンブル資金を調達した疑惑も提起された状態だ。

先立ってソウル地方警察庁の知能犯罪捜査隊は、ヤン・ヒョンソクとV.Iをそれぞれ2回にわたって召喚調査した。彼らは警察の調査で、賭博疑惑については一部を認めつつも、不法為替差益の疑いについては否認してきた。

2次調査で14時間ほどの調査を終えたヤン・ヒョンソクは、「ギャンブルの資金を会社の金で用意したのか」という取材陣の質問に、「事実ではない」と容疑を直接否認したりした。

2人の捜査結果に関心が傾くなか、クラブ「バーニングサン」事件から数え切れないほど多くの疑惑が処罰を免れていく状況を見守ってきた大衆は、ヤン・ヒョンソクとV.Iの今回の疑惑に対しても悲観的に見ている。

ヤン・ヒョンソク(左)とV.I

去る9月20日、警察は性接待疑惑を受けていたヤン・ヒョンソクの容疑を確認できず、不起訴意見で事件を検察に渡した。周囲の声はうるさかったが、結果は「嫌疑なし」だった。

ヤン・ヒョンソクは2014年7月と9月、ソウルの高級レストランで外国人資産家A氏と会い、その席に風俗店の女性を動員して性売買を斡旋したという疑いと、同年10月にA氏が海外旅行をする際に風俗店の女性を動員し、性売買を斡旋したという疑惑をかけられた。

いくつかの性関係の関連陳述があり、お金が行き来した状況もとらえられたが、ヤン・ヒョンソクが性売買を積極的に誘導したと見るのは難しいというのが結論だった。誰が見ても疑うような状況だっただけに、警察の捜査が終わると否定的な世論が大きくなった。

今年初めに大きなイシューとなったV.Iの「バーニングサン事件」も似ている。

警察が「命運をかける」と始めたバーニングサン事件の捜査は、性接待疑惑と警察の癒着疑惑を解明することなく、捜査から5カ月でに一段落した。召喚調査を10回以上も受けたV.Iに対して裁判所は拘束令状を棄却し、警察は最終的に捜査を終えた後、6月に性売買斡旋や横領など7つの疑惑について検察に起訴意見で送致した。

バーニングサン事件の捜査の核心は、V.Iの性接待疑惑と警察の癒着疑惑の究明だったが、不法撮影と性暴力の容疑で歌手チョン・ジュニョンなどが拘束されたこと以外、肝心の疑惑が究明されず、竜頭蛇尾に終わったという指摘を避けることができなかった。

兵役の対象者であるV.Iは現在、入隊日の通知を待っている状態だ。

ヤン・ヒョンソクに残された容疑は、捜査が終わった賭博と為替差益の疑い、そして麻薬購入疑惑を受けるYGエンターテインメント出身の歌手B.Iの事件に介入した疑惑である。

ヤン・ヒョンソクの性売買容疑とは異なり、賭博疑惑について警察は、自信を持っているような立場を見せてはいる。一晩を超えて続いた調査と追加の召喚調査、そこに賭博の“常習性”を究明するためにアメリカ財務省にデータを要請するなど、関連状況と資料を十分に確保しているという立場だ。

事務所を代表する人物の没落と、その代表グループだったBIGBANGメンバーたちの物議で、YGエンターテインメントの株価は暴落し、名誉も失墜したが、根本的な処罰を望む声は小さくない。

これに対して大衆音楽評論家のカン・テギュ氏は、「法の解釈と大衆の心理は同一線上に置くことができる問題ではない」としながらも、「ただ大衆音楽においてYGが占めていた地位と経済的効果、社会的な反響が大きかっただけに、道徳的な責任を負うべきだというのが大衆の心理だ」とした。

そして「捜査の進行状況や今後の行方について、何かを言うのは困難な部分もあるが、少なくとも責任の所在を徹底的に究明してほしいと求める声が大きくなっていることは間違いない事実だ」と強調した。

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