ドラマ『ゴールデンスプーン』は、貧しい家で生まれた子供が偶然手にいれた“金のさじ”を通じて、お金持ちの家に生まれた友人と運命が変わった後、後天的な“金のさじ”になる人生のストーリーを描く。
劇中、ヨヌは明晰な頭脳と美しい外見まで手にしている金のさじに相応しいオ・ヨジンを演じ、物語の雰囲気をリードしている。
漫画よりもっと漫画みたいなビジュアル
同名のウェブトゥーンを原作とする『ゴールデンスプーン』で、ヨヌは第1話から漫画のようなビジュアルを誇り、ドラマへの期待を高めた。
「ソウル第一高校の女神」という設定から、ツンとした高慢な雰囲気の中にある爽やかな魅力まで加え、視聴者を魅了させた。ここに息子のいない家に生まれた一人娘で金のさじの人生を象徴するような眩しい衣装にヨヌのビジュアルが合わさり、オ・ヨジンを完璧に表現している。
劇の展開をリードする切り札
すべてが完璧なオ・ヨジンには裏の顔が隠れている。
実はヨジンは、土のさじを武器にし掴んだ金のさじを使って、友達の人生を奪い盗み生きているのだ。生まれながらのお金持ちに見えるヨジンの正体はストーリーの始まりであり、今後展開されていく話のキーポイントとなる。
特に「第3、4話ではオ・ヨジンの活躍が期待される」というソン・ヒョンウク監督の言及もまた期待を高めた。
花盛りの演技力
このように複雑な人物をヨヌはどう表現するのか。
金のさじをめぐって葛藤するイ・スンチョン（演者ユク・ソンジェ）とは違って、迷いのない欲望をヨヌは明確な台詞、断固たる口調、鮮明な感情で伝える。
また、ヨヌが表現する感情線も絶妙だ。
もちろん他人の人生を根こそぎ盗んだヨジンにも深い傷があり、これは「後進しないブルドーザー」のような人生を送るヨジンの動力になっている。密かに輝く目つき、小さく震える表情などの細密なディテールは「自ら悪人を自任」するヨジンに適切な人間味を与え、憎めない悪人を完成させた。
「新しく面白い演技をしたかった。私とはシンクロ率0%である正反対の人物オ・ヨジンを演じれば（演技に対する）怖さがなくなりそうだった」と話すヨヌ。どんでん返しを繰り返す『ゴールデンスプーン』の中の最大の反転は、もしかしたらヨヌの輝く存在感と言っても過言ではない。
なお、ドラマ『ゴールデンスプーン』は毎週金、土曜日21時45分から放送され、同日、Disney+でも配信される。
（記事提供＝OSEN）
