少女時代出身のジェシカが“「朝鮮族」表記騒動”を経て、中国のオーディション番組に本格的に挑戦する。
最近、ジェシカが中国の新しいバラエティ番組『乗風破浪的姐姐』シーズン3に出演するというニュースが伝えられ、韓国と中国で大きな話題を集めた。
『乗風破浪的姐姐』は、30歳以上の女性芸能人が競争を経てガールズグループとして再デビューする過程を描くサバイバルオーディション番組で、2020年に放送されたシーズン1が人気を博し、中国の人気バラエティ番組となった。
シーズン1には、韓国でもよく知られたガールズグループmiss A出身のジアとフェイが出演し、ジアは最終的に3位となってデビューに成功したりした。
今年放送予定のシーズン3に誰が参加するのかと様々な推測が続いていたなかで、アジア全域で人気を集めた少女時代出身のジェシカが参加すると報じられ、オンライン上では期待が高まった。
しかし韓国で特に注目されたのは、ジェシカの国籍に関する表記だった。4月上旬、オンラインに流出した出演者リストには、ジェシカの国籍について「朝鮮族」（中国の少数民族）と表記されていた。
議論が巻き起こると、ジェシカの所属事務所は「流出した出演者リストのジェシカの“朝鮮族”表記は、所属事務所側から提出したものではない」と解明した。
ジェシカ側は「放送局側も自分たちが作成したものではないと言った。放送局も現在、韓国で報道されている“朝鮮族”表記騒動を認識した状況」とし、「放送局側に“朝鮮族”表記はフェイクだと訂正報道を要請しておいた状態だ」と伝えた。
これでジェシカに関連する「朝鮮族」表記騒動は一段落となったが、ジェシカの所属事務所がオーディション番組への出演を公式化しただけに、彼女がどんな舞台を見せるかに対する注目が集まった。
中国のSNS上には、ジェシカがすでにその番組で1位になったという話や、ジェシカが披露したステージの曲名が伝わるなど、各種推測とネタバレが続いている。
ジェシカは現在、番組の撮影が行われている中国・長沙市にとどまっており、撮影に向かう姿や買い物姿の目撃写真、他の出演者と食事をする姿などがとらえられることも。中国メディアによると、撮影に向かう道に集まったファンの間でも、他の出演者に比べてジェシカの人気が高いという。
ジェシカ本人もウェイボー（中国SNS）を通じて中国語の文章や写真を投稿し、ファンとコミュニケーションをとっている。
先立って設立したファッション会社が80億ウォン（約8億円）の債務不履行で訴訟に巻き込まれるなど、いくつかの問題の中心に立たされたジェシカが中国で再起に成功するか、結末が注目される。
（記事提供＝OSEN）
◇ジェシカ プロフィール
1989年4月18日生まれ。サンフランシスコ出身の韓国系アメリカ人で、本名ジェシカ・チョン（韓国名はチョン・スヨン）。2007年に少女時代のメンバーとしてデビューし、2014年のグループ所属当時に自身のブランド『BLANC＆ECLARE』を立ち上げてデザイナーとしても活動した。しかし、このことが原因で所属事務所およびメンバーと対立し、グループを脱退することとなった。現在は韓国とアメリカ、さらには香港などを行き来しながら活動している。妹は、ガールズグループf(x)出身のクリスタル。
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