K-POPボーイズグループBTS(防弾少年団)のメンバー、JUNG KOOK(ジョングク)の祖母の実家が観光地として地図に明記され、“プライバシー侵害”だとして議論を呼んでいる。
去る3月22日、韓国メディア『釜山日報』が報じたところによると、釜山(プサン)蓮堤(ヨンジェ)区のとある福祉館が製作した地図に、観光施設として「BTS・JUNG KOOKの母方の祖母が住んでいた家(現在は空き家)」が紹介された。
福祉館側によると、その住居には現在誰も住んでいないという。ただ、地図を製作する際、JUNG KOOKの祖母の実家を表記することに関して、BTS側や近隣住民から同意を得ていないことがわかった。
同メディアは「観光活性化のため」という福祉館側の説明とともに、「村の地図を製作した当時、単なる情報以外に面白い要素も入れようという意見が出たため、アーティストと関連した場所も含めることにした。村の見どころがより豊かになると思った」という関係者のコメントも伝えていた。
すでに誰も住んでいない住居であるとはいえ、事前の同意なく著名人の祖母の実家を公開したことに対し、韓国のネット上では「プライバシー侵害だ」という指摘が多く挙がった。
実際、『釜山日報』によると、現地を訪れた観光客から家の場所を聞かれたりするなど、村の近隣住民にも被害が及んだという。
こうした批判が多く寄せられたことから、本日(3月24日)、複数の韓国メディアは「福祉館は所属事務所との円満な合意により、村の地図から“JUNG KOOKの祖母が住んでいた家”という表記を削除した」と、地図が修正されたことを伝えている。
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