晩秋のメロドラマが恋愛細胞を刺激する。
去る11月12日に韓国SBSで初放送されたドラマ『今、別れの途中です』(SBS)は、初回から“19禁”の判定を受けて破格の恋愛物語を予告していた。
同作は第1話の最初のシーンから女優ソン・ヘギョと俳優チャン・ギヨンのベッドシーンを入れた。お互いの名前も知らない一日の縁だと思っていたソ・ヨンウン(演者ソン・ヘギョ)とユン・ジェグク(演者チャン・ギヨン)は、釜山(プサン)でのファッション関連のイベントを通じて継続的に会うことになる。
ロマンスよりもメロに近いムードがある『今、別れの途中です』は、秋の季節感ともよく合う。釜山で出会ったソ・ヨンウンとユン・ジェグクは、ソウルで再び会うことになる。そんな2人の関係が深まるかと思った瞬間、過去にソン・ヘギョと関係があったと思われるユン・スワン(演者シン・ドンウク)が、ユン・ジェグクと兄弟であることが明らかになり、新たな局面を迎えた。
第2話まで放送された『今、別れの途中です』は、視聴率も悪くなかった。第1話6.4%(ニールセンコリア、全国基準)で出発し、第2話は8.0%まで上昇しながら同時間帯の視聴率1位を占めた。同時間に放送されていた前作『One the Woman』(原題)の効果もあるだろうが、久しぶりにテレビに訪れたメロドラマが視聴者をとらえたと見ることができる。
主演2人のケミストリーだけでなく、チェ・ヒソ、キム・ジュホン、パク・ヒョジュ、ユンナムなど助演陣の熱演も際立つ。これまで真摯な役割を主に消化したチェ・ヒソは、ソン・ヘギョの親友であり、徹底した金持ちの娘ファン・チスクに変身した。またユン・ジョンヒは結婚・出産後7年ぶりに登場し、セレブに扮した。イ・ムジン、イ・ハイ、Davichiなどの歌手たちもOSTで援護した。
『今、別れの途中です』側は、「今後も様々な要素の楽しみがある」と期待感を高めた。
多様な見どころで視聴者をとらえた『今、別れの途中です』は、順調なスタートを切った。トップスターが主演しても難しくなった地上波の視聴率争いのなかで、どんな数字を残すのか注目される。
なお『今、別れの途中です』は、2022年1月28日にアマゾンPrime Videoで配信される予定だ。
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