“棺桶ダンス”コスプレの騒動からセクハラ疑惑まで受けた韓国でタレント活動する、ガーナ共和国出身のサム・オキアが笑顔を取り戻した。
【画像】韓国高校生の“黒人コスプレ”をガーナ出身タレントが非難
サム・オキアは最近、インスタグラムに「夜明けだ。新しい日だ。私には新しい人生だ。本当に気分がいい」という内容の英文メッセージを残した。特に彼はハングルで「いつも感謝しています」と書き、ファンに感謝の気持ちを伝えた。
ガーナから来たタレントのサム・オキアは、韓国永住権を獲得し、韓国名「オ・チョルヒ」を得るなど、韓国では身近なスターだった。光復節(8月15日)にはSNSに「韓国の独立のために多くの人たちの血と汗、努力があった。今後はこの大切な日を覚えて、もっとすごい国になってほしい。大韓民国万歳!大韓民国万歳!」というメッセージを残したほどだ。
ところが昨年、様々な議論の中心に立って好感度を失い、転落した。
議政府(ウィジョンブ)高校の学生の一部が、卒業写真で“棺桶ダンス”(ガーナの葬式で行う文化)をパロディしたことに対して憤慨し、「黒人たちの立場からは非常に不快な行動」と意思表示したことがきっかけだった。
サム・オキアは学生たちの写真をモザイクなしでそのままSNSに載せたうえ、英文の最後にハッシュタグ「#teakpop」を付けたのだが、これはK-POPのゴシップを意味するハッシュタグだった。
何よりも去る2015年に放送されたバラエティ番組で、彼が両指で目を引っ張る動作をしたことがあり、「自分も東洋人を侮辱したではないか」との議論に包まれてしまった。
そんな騒動の過程で、セクハラ疑惑も浮上した。サム・オキアは、過去に女優パク・ウネと撮った写真をSNSに載せたことがあるのだが、その写真にとある黒人女性が「Cute once you go black you never go back」というコメントを残し、サム・オキアが「Preach!!!」と激しいコメントを書いた。
前の文章は「黒人にハマると戻ってこられない」という意味と解釈される。特に一部では性関係を念頭に置いて使われることもある。そんなコメントにサム・オキアが、ただ「Preach」と答えたのだが、どんな意味かが話題になった。これは「説教する」「伝える」「説得する」などの意味を持っているが、オンライン上ではサム・オキアが女性のコメントに同意したのではないかとの意見であふれた。
様々な騒動を受けてサム・オキアは、謝罪や解明をするのではなく、インスタグラムアカウントを非公開に切り替えた。そして自粛に入った彼は去る11月1日、慎重にSNS活動を再開させた。そこに明るく笑う写真を公開し、新たな出発を知らせるような投稿を残して注目を集めているわけだ。
帰ってきたサム・オキアは、韓国ファンの心を取り戻すことができるか。もう少し見守る必要がありそうだ。
(記事提供=OSEN)
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