さらにAさんは「隣にはチェ・ジョンフンさんが横たわっていた。私が目覚めると彼らは“下着を探してみろ”、“性的な関係を持とう”などと言ってからかった」と主張している。
当時はあまりにも困惑して、状況を把握できないままホテルを後にしたというAさん。しかし、最近になって“疑惑のカカオトーク”によって巻き起こった各種事件の報道がされ、自身も暴行を受けたのではないかと疑い始めたという。
報道を受けて真実の確認を決心したAさんは先月、同事件を告発したパン・ジョンヒョン弁護士宛に「勇気を出してメールを送る。もしかしたら、トークルームに出てきた(動画の)女性が自分ではないかと心配している」という文面のメールを送った。
その後に事件が起きた日付と場所とトーク内容をすり合わせ、パン弁護士を通じて“当時の状況が録音された1つの音声ファイル”と“6枚の写真”が当該のトークルームに存在することが確認された。
当該の音声ファイルには、Aさんが性的暴行の最中に発したとされる声が録音されており、写真の一部からは、気を失ったAさんに対して、酒の席をともにしたとされる5人がわいせつな行為を働くような場面が写されていたという。
さらには、5人がAさんを集団強姦したとされる日の翌日に、当該のトークルームでやり取りが行われていた。チョン・ジュニョンは集団強姦を意味する隠語を使い、チェ・ジョンフンは“気を失ったAさんに性的暴行を加えるために笑いをこらえた”という内容を送っている。
Aさんは「動画と写真、トークルームで行われたトーク内容を確認してからは1カ月悩んでいた。その末に結局、この5人を告訴することに決めた」とし、「当時は羞恥心に包まれ困惑していたため、状況を把握することができなかった。そして、その後も彼らは何事もなかったかのように連絡してきて、“性的暴行はもちろん、不法撮影もなかった”という趣旨の話をされたのでそれ以上追及することができなかった」と話している。