世界の韓流のファンが進化している。
ファンがスターに盲目的な関心と愛を注いだ過去と違って、最近はスターとファンが社会的な問題を一緒に悩み、お互いのニーズを満たす活動を展開している。
2000年代のはじめにドラマ『秋の童話』『冬のソナタ』が日本でブームを巻き起こし、『大長今』が東南アジアを魅了した第1世代韓流に続き、K-POPアーティストが第2世代韓流を巻き起こした。
そして2013年にPSYの『江南スタイル』以降韓流はさらに盛り上がり、BTSの成功的なアメリカ進出で第3世代韓流は北米やヨーロッパに拡散されている。
スターへの応援を超え、成熟され多様化されたファン文化 アイドルファンといえば、昔はスターの一挙手一投足に付きまとう盲目的で精力的な様子のため否定的なイメージがあった。
アルバムや関連グッズを買い、プレゼントを贈ることがファンの姿勢と思われ、過熱競争を繰り広げることもあった。
しかし、最近のファンは、単にスターを追いかけるのではなく、スターのイメージと社会的影響力を拡大することにも視野を広げている。スターの事務所が悩むべき事項をファンたちがコミュニティの掲示板に書き込むことも少なくない。
このような動きは、ファンとスターが一緒に社会貢献活動をしながら良い影響力を駆使する形として現れている。
社会問題に耳を傾け、弱者のための寄付やボランティア活動、世界環境問題の解決キャンペーンなどの活動を行うファンクラブも増えた。これら参加型ファン文化は、スターの好感度を高め、ポジティブなイメージを与えることにも役立つ。
スターの誕生日やニューアルバムの発売日、コンサート開催を記念して現金やお米、献血証などを寄付したり、助けが必要なところを訪ねてボランティア活動をし、施設の設立に参加するファン活動も一般的になってきた。
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スターが率先して社会貢献活動を行うことで彼らをサポートするファンが現れ、時にはファンの活動に感動したスターがファンと共に行動することもある。
BIGBANGのメンバー、G-DRAGONがファンと寄付活動を行う代表的なケースだ。