K-POPグループBTSが、一部の写真をめぐる著作権侵害疑惑について断固として対応した。
韓国紙『ハンギョレ』は2月25日、フランス出身の世界的な写真家ベルナール・フォコンがBTSのアルバムに収録された一部の写真と自分の作品の類似性を主張したと報道した。
ベルナール・フォコンの主張によると、2016年に発売されたBTSのアルバム『花様年華 Young Forever』写真集の一部と、アルバム『WINGS』のタイトル曲『血、汗、涙』ミュージックビデオの一部が、1978年に撮影した自身の代表作『夏休み』連作の「饗宴」など、一部作品の背景と演出構図を模しているという。
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それに、BTSのアルバムのタイトルも、1997~2003年の間、25カ国で行われた自身の撮影プロジェクト「The Most Beautiful Day of My Youth」のタイトルからインスピレーションを受けたものと主張した。
ベルナール・フォコンは、昨年初め著作権侵害の疑いを知らされ、昨年8~9月にBTSの所属事務所Big Hitエンターテインメント宛にそのような内容の証明書類を送付し、合意による謝罪と賠償を要求した。
しかし、Big Hitは彼の主張を認めず、同年の10月にはベルナール・フォコンがBig Hit宛に直筆手紙を送り、「インスピレーションを受けた」「オマージュをした」などと表記するよう、検討してほしいと提案している。
Big Hit側は「確認結果、昨年9月に提起された類似の主張は成立できないという意見を伝えた」と明らかにした。
BTSのメンバーやBig Hitは、以前から『血、汗、涙』のミュージックビデオがヘルマン・ヘッセの小説『ダミアン』を参考にしたものだと明かしている。
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