最長寿K-POPグループSHINHWAにノイズが紛れ始めた。一部ではグループ全体の不和ではないという心配も湧いたが、幸いメンバー間の小さないざこざで終幕を迎えたようだ。
この問題の発端は、メンバーのキム・ドンワンが招待制音声SNSアプリケーションClubhouseで完全体での活動に言及したことに対して、エリックが自身のSNSを通じてメンバー間の不和を公にしたことだ。
このエリックの行動に対して、キム・ドンワンも自身のSNSを通じて立場を変え、エリックも再び批判の書き込みを掲載した。この過程でややエモーショナルな表現はもちろん、過去のことまで公開され、ファンはもちろん周辺の懸念も大きくなった。
しかし、キム・ドンワンは3月15日に「NEVER NOW」のゲストとして出演し、解散説を一蹴。デマの拡散を自制するよう求めている。
その後キム・ドンワンはSNSに焼酎グラスの写真を掲載することで、葛藤の解決策を探すために席をともにしたことを示唆し、エリックはSHINHWAの象徴で公式応援カラーでもあるオレンジ写真を撮って掲載し、ファンの心配を和らげた。
1998年にデビューしたSHINHWAは、現在まで23年間という長きにわたって解散せず、韓国歌謡界の象徴的存在として鎮座している。多くの後輩グループたちSHINHWAをロールモデルとして挙げるのもこのような理由からだ。
デビュー当時10代だった彼らはすでに40代の成熟した大人になり、結婚したメンバーも存在する。スポーツソウル本紙も、SHINHWAが歩んできた成功の足跡をデビュー直後から追い続けており、デビュー15周年、20周年に感慨深い瞬間が多かったとも報じている。
SHINHWAが送ってきた瞬間がすべて幸福に包まれ、昔から今までずっと仲良しグループだったということ自体がむしろ嘘だろう。
キム・ドンワンが番組で発した、「それぞれ違う環境で生きてきた6人が、23年をともにしてきた。夫婦間にもトラブルが存在するが、それは自然なもの」という言葉通り、SHINHWAも内部的には多くの葛藤が存在していたはずだ。
もしかするとSHINHWAが長続きしたのは、内部でそれぞれ争い、都度膿を出してきたおかげかも知れない。
もちろん、世間は最長寿グループとしてのSHINHWAに期待している部分もある。言い換えれば今回表面化した問題が、重症化する前に発見できたことは不幸中の幸いとも言えるはずだ。
そしてSHINHWAを長年応援してきたファンたちも、メンバーの人間臭い姿に失望するのではなく、むしろ応援を送っている。
とある韓国音楽界の関係者は、エリックとキム・ドンワンの葛藤がピークに達した頃に、 「これ以上問題は大きくならず、本人たちがうまく解決するだろう」と。
議論が白熱し、2人の問題として収まらなくなり、第三者の介入やファンの声でさらなる泥沼化が憂慮されたが、現在は速やかに鎮静化され、必要以上に事態は大きくならなかった。
今のSHINHWAには「雨降って地固まる」ということわざがぴったり似合う。SHINHWAが最長寿アイドルグループという“神話”を、このまま紡ぎ続けることを期待したい。
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