2月26日、MBCの新バラエティ番組『ソン・ヒョンジュの簡易駅』(原題)のオンライン製作発表会が行われた。
発表会には『梨泰院クラス』で主人公パク・セロイの父親役を演じた俳優のソン・ヒョンジュ、数々の作品に出演してきた女優のイム・ジヨン、芸人のキム・ジュニョン、プロデューサーのチュ・ミョンスが参加し、新番組について様々な話を交わした。
ソン・ヒョンジュはデビュー30年目にして初めて、自身の名を冠したバラエティ番組に挑戦する。
初挑戦についてソン・ヒョンジュは、「キム・ジュニョン、イム・ジヨン、チュ・ミョンスプロデューサーといった心強い助けがある。現代においては、韓国全土にある簡易駅が消えつつあるのが現実だ。(簡易駅が持つ)美しさを視聴者の皆様にプレゼントしようと努力している」と出演のきっかけを明かした。
初めてバラエティ番組MCを務める感想としては「今はあまりにも時代の流れが早い。KTX(韓国高速鉄道)では風景をゆっくり見ることができない。ムグンファ号に乗った時、見ていない街が多いことに気付いた。そのような理由で、この番組に参加することを決めた。 単なるバラエティだと思ったらできなかったはずだ。私らしく、ゆったりとした風景をチュ・ミョンスプロデューサーがうまく収めてくれるはずだ」と話した。
大変なことも少なくなかったとし、「やることが多かった。歴史的な背景を伝えているため、多くのことを勉強しなければならなかった。ドラマや映画を作る時は自分の演技に集中すればいいが、今回は周りを全部見なければならなかったので大変だなと思った」と苦労と新鮮さを明らかにしている。
演出を担当したチュ・ミョンスプロデューサーは、番組を企画したきっかけについて、「韓国全土には250の簡易駅がある。それを知らせて消えないように努力したい」と述べた。
続けて、「2番目の理由としては、非対面が標準の現代において、韓国の簡易駅のように出演者たちが人々と会ってコミュニケーションの役割を果たせるのではないかと思っている。私は作られた笑いよりも、自然な楽しさが視聴者たちに伝わるのではないかと思う」と付け加えた。
キャスティングの理由については、「ソン・ヒョンジュさんは甘さを加えくれるキャラクターだ。この番組の中心となる役割だ」とし、「そしてキム・ジュニョンさんは多才な役割をしてくれる。イム・ジヨンさんは女優としての高貴さよりも、大胆さもありつつ先輩たちを気遣う面もあった。3人が『ソン・ヒョンジュの簡易駅』をうまくリードしてくれると思う」と満足を示した。
ソン・ヒョンジュは簡易駅の魅力として“癒し”を挙げた。「簡易駅は廃駅や無停車駅ではなく、生きている駅だ。村人にとっては大事な“足”となっている。徹底的に守るべきものだ」とし「新型コロナが蔓延している時代だが、視聴者の代わりに現地を歩き、美しさを居間で楽しめるようにした。華やかに包装して笑わせるよりも自然に描かれている」と期待を集めた。
ソン・ヒョンジュは番組に招待したい後輩たちついても言及し、「1、2人だけを言えば、名前が挙がらない人たちはさびしがるだろう。連絡しているし、たくさん連絡ももらっている。次はどんなゲストが出るのか楽しみだ」とし、「私と親しい俳優のチャン・ヒョクさんが出てくれないかと思う。ほかにも、今は忙しいかもしれないがソン・ジュンギという後輩と、ウォンビン、ヒョンビンが出たらいいな。適当に持ちかけてみるよ。SHINeeのミンホという友人にも聞いてみる」とし、笑いを誘った。
『ソン・ヒョンジュの簡易駅』は、デビュー30年にして初のバラエティに挑戦したソン・ヒョンジュのトークショーで、簡易駅の名誉駅員になったソン・ヒョンジュとキム・ジュニョン、イム・ジヨンの3人が、韓国全土257カ所の簡易駅とその地域の美しさを見せることで“簡易駅”の存在意義を振り返り、消滅の危機に置かれた簡易駅を救おうというヒーリングプログラムだ。
『ソン・ヒョンジュの簡易駅』は、2月27日21時50分に韓国で放送開始だ。
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