2PMのメンバーで俳優としても活躍するジュノが、新ドラマで再び“シンドローム”を巻き起こす予感を漂わせている。
ジュノは、10月11日に韓国で初放送を迎え、日本ではNetflixで配信されるドラマ『テプン商事』でカン・テプン役を演じる。
『テプン商事』は、1997年のIMF危機を背景に、社員も資金も売るものもない貿易会社の社長になってしまった新米サラリーマン、カン・テプンの奮闘と成長を描いた作品だ。
ジュノは、2021年放送のドラマ『赤い袖先』で切ないロマンスを繊細に演じ、視聴者の心をつかんだ。最高視聴率17.4%を記録した同作で彼は、実在の人物・正祖(チョンジョ、李氏朝鮮の第22代国王)イ・サンを演じ、王位後継者としての威厳と、ひたむきに愛を貫く純情な一面を巧みに表現して高い評価を得た。特にMBC演技大賞や百想(ペクサン)芸術大賞など、数々の授賞式でトロフィーを手にし、その確かな演技力を広く認められた。
さらに、ドラマ『キング・ザ・ランド』でもヒットを飛ばし、“ラブコメディの王”としての地位を確立。冷たい性格の主人公が恋を通じて変化していく姿を立体的に描いた彼の熱演により、同作は2桁台の高視聴率を記録し、Netflix「非英語TV部門」でも世界TOP10の第1位を獲得した。
時代劇から現代劇まで、幅広い演技スペクトラムを見せてきたジュノは、今回の『テプン商事』でIMF時代のリアリティの中に溶け込み、また新たな演技変化を予告している。
1990年代のヘアスタイルや派手なレザーファッションなど、当時のビジュアルを完全再現するため、実際の映像資料を探し、自費で衣装を購入するなど徹底した努力を惜しまなかった。その熱意とリアルな再現度から、放送前からすでに注目を集めている。
またジュノは、外見の再現にとどまらず、作品の核心的テーマについて「どんな危機にも屈せず、共に立ち向かって乗り越えたあの時代の精神を表現したかった」と語っている。その真摯な思いをもとに、彼は“無鉄砲な青年”から“立派な社長”へと成長していく主人公の姿を立体的に描き出し、また新たな一面を見せる予定だ。
なお、ジュノが出演する新ドラマ『テプン商事』は、10月11日21時10分より韓国で初放送され、日本ではNetflixで独占配信される。
◇ジュノ プロフィール
1990年1月25日生まれ、本名イ・ジュノ。2008年9月にボーイズグループ「2PM」のメンバーとしてデビューした。2013年の映画『監視者たち』から俳優業に進出。ドラマ『記憶~愛する人へ~』『キム課長とソ理事~Bravo! Your life~』『ただ愛する仲』などに出演。除隊後のドラマ復帰作となった2021年『赤い袖先』で朝鮮王朝の王を熱演し、「2021 MBC演技大賞」でミニシリーズ部門男子最優秀演技賞とベストカップル賞の2冠に。2023年のドラマ『キング・ザ・ランド』のヒットで、俳優としての地位を不動のものとした。
前へ
次へ