歌手チョン・ドンウォンが未成年時代に無免許運転をした容疑で検察の捜査を受けている事実が遅れて伝わり、波紋を広げている。
9月11日、チョン・ドンウォンの所属事務所ショープレイエンターテインメントは公式コメントを発表し、「チョン・ドンウォンが満16歳だった2023年、故郷の河東(ハドン)で無免許運転をした事実がある」と認めた。
そのうえで「当時、知人が撮影した映像が不法に流出し、恐喝される口実となった」と説明。実際、チョン・ドンウォンは今年初め、知人に携帯電話を奪われ、「無免許運転の映像を公開する」と脅されて2億ウォン(約2000万円)以上の金品を要求されたという。彼は要求を拒否し、すぐに警察に通報したことで、恐喝犯は拘束起訴されて現在裁判を受けている。
所属事務所は続いて、「チョン・ドンウォンは好奇心からハンドルを握った過ちを深く反省しており、責任から逃げるつもりはない」とし、「今後は成熟し、責任感ある社会人へと成長できるよう、管理と教育を強化していく」と付け加えた。
その一方で、騒動の渦中にいた状態にもかかわらず、チョン・ドンウォンは最近、自身のYouTubeチャンネルで新コンテンツ「ただの男」を発表。同シリーズの動画で彼は「この人生でやりたいことは全部やってみたい」と語り、“男らしい姿”を目指して様々なことに挑戦するという。ホラー体験、バンジージャンプ、野生トレッキングなど多様なチャレンジを予告するとともに、ファンに新たな姿を見せると約束していた。
さらに、6月には海兵隊出身の歌手オ・ジョンヒョクと対面し、「男に生まれたからには堂々と軍隊に行きたい。父や祖父も皆、つらい軍生活を送った」と、海兵隊入隊への意欲を示したこともある。これを受け、一部では「兵役を機に騒動を整理し、自粛時間にしようとしているのではないか」との見方も出ている。
このようなチョン・ドンウォンの動向に、ネット上では賛否が分かれている。「まだ若い頃の過ちではあるが、正直に認めたのは勇気ある行動」「軍で心を入れ替えて戻ってくれば十分に再起できる」と応援の声があった一方、「未成年の頃から繰り返された無免許運転は軽視できない」「社会的に影響力のある芸能人として、もっと慎重であるべきだった」との批判も少なくない。
トロット(韓国演歌)歌手によるサバイバルオーディション番組『明日はミスター・トロット』に“中学生”で出演し、最終的にトップ5入りしたことで一躍有名になったチョン・ドンウォン。以降、歌手活動のほかバラエティ番組でも活躍し、“トロットの神童”と呼ばれてきた。将来を嘱望される若者は、今回の危機をどのように乗り切るのだろうか。
(記事提供=OSEN)
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