YGエンターテインメントとBLACKPINKが「DEADLINE」ツアーを通じて、持続可能な公演のための取り組みを共に進める。
YGエンターテインメントは7月4日、「BLACKPINK WORLD TOUR ‘DEADLINE’」の開催に先立ち、国連傘下の国際移住機関(IOM)と、「平和・再生可能エネルギー供給証書(P-REC)」の購入協約を結んだと発表した。
P-RECとは、紛争地域で生産された再生可能エネルギーに対する国際認証証書のことだ。
YGエンターテインメントとBLACKPINKは、今回の協約を通じて「DEADLINE」ツアーで使用する一部の電力消費量をP-REC購入によって相殺する。購入資金の全額は、その電力生産地である南スーダンに再投資され、内戦後の平和に向けた人道支援や再建が必要な高等教育機関への電力供給に使われる。
国内初の取引事例となるYGエンターテインメントとBLACKPINKのP-REC購入は、単なる再生可能エネルギー購入証明を超え、該当地域のエネルギーアクセス向上、雇用創出などのポジティブな影響に貢献する。
世界中の音楽ファンから大きな支持を受けているだけに、その応援に応え、社会的責任を果たそうとする努力が伺える。
またYGエンターテインメントは、7月5日と6日に行われる「DEADLINE」の高陽(コヤン)公演で、環境負荷を抑えた紙パック入りの飲料水「BLACKPINK WATER」を披露する予定だ。
紙パックのリサイクル促進のため専用回収箱を設置し、分別排出と資源再利用に関する意識向上のためのブースも運営する予定。BLACKPINKを象徴する特製リサイクル回収箱をリワード商品として提供し、販売収益の一部は資源循環関連の活動に寄付される予定だ。
さらに、2023年に初登場し、観客がコンサートの楽しさと環境的責任を直接体験しながら継続的にカーボンフットプリントを測定できる「YOUR GREEN STEP」ブース、2020年からBLACKPINKと在韓イギリス大使館が共に取り組んできた気候変動対応の軌跡を振り返ることができる在韓イギリス大使館ブースなども用意され、良い反応が期待される。
YGエンターテインメントは、2024年に国内エンターテインメント企業として初めて発刊した「持続可能公演報告書」を通じて、「持続可能公演の7大原則」(①温室効果ガス管理②公演アクセス性向上③ファンエンゲージメント④コンテンツ影響力強化⑤会場安全管理⑥会場環境汚染低減⑦持続可能公演ガバナンス)の実践を強調し、これを基に所属アーティストの公演に社会・環境的な努力を適用している。
全16都市・31公演にわたり進行される「BLACKPINK WORLD TOUR ‘DEADLINE’」でも、公演前の映像を通じて持続可能な公演に向けた大衆の意識向上を続けていく予定だ。
(記事提供=OSEN)
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