整形失敗でうつ病を患った過去も…名脇役として広く愛された韓国女優がこの世去って10年、52歳での別れ

2025年07月04日 話題

女優のハン・ギョンソンさんがこの世を去ってから、10年の月日が流れた。

【写真】整形失敗でうつに、亡くなった女優

生前、数多くの作品に出演し、温かい人柄と善行でも知られた故人を偲ぶ声は、今もなお絶えない。

ハン・ギョンソンさんが亡くなったのは2015年7月4日のこと。ソウル市内の病院のICU(集中治療室)で治療を受けていたが、帰らぬ人となった。52歳の若さだった。

1963年5月18日生まれのハン・ギョンソンさんは、1989年にKBS公開採用タレント10期としてデビュー。『ナツメの木に恋がかかった』といった連続ドラマや、子ども向けの『妖精コンミ』、さらに時代劇『朱蒙』『大祚榮』まで幅広いジャンルの作品に出演した。このほかにも『砂時計』『広開土大王』『ルビーの指輪』『カッコウの巣』など30本以上の作品に出演し、韓国ドラマ界に欠かせない名脇役として親しまれていた。

そんな彼女の突然の訃報は、多くの関係者に衝撃を与えた。亡くなる半月前の2015年6月19日、MBCのドラマ『偉大なる糟糠の妻』の撮影と打ち上げを終えた帰り道、体調の異変を訴えてソウルのカトリック聖母病院を受診。当初は手術を行わず経過観察となったが、6月30日に再び倒れて意識を失い、脳出血と診断された。7月1日には一時的に意識を取り戻したものの、再び昏睡状態に陥り、7月4日に息を引き取った。

彼女の死を悼んだ共演者たちは、深い悲しみを語った。ある俳優は「集中治療室で一度目を覚ましたとき、自分がなぜ病院にいるのかを尋ね、撮影に行かなければと台本を探していた」と振り返った。葬儀場を訪れた女優パク・チュングムは「向こうでは、どうか痛まないで…」と言葉を詰まらせ、ユン・ヘヨンは「誰にでも惜しみなく愛を与える方だった」と涙をこらえた。キム・ユンギョンは「打ち上げの日、頭が痛いと自分の頭をこぶしで叩いていた。あの時すでに、半身に麻痺の兆候が出ていたのかもしれない」と話し、目を潤ませた。

また、ハン・ギョンソンさんが生前に行っていた善行にも、あらためて注目が集まっている。過去に整形手術の失敗による後遺症に悩まされ、うつ病を患った経験から、障がい者福祉のボランティア活動を始めたほか、経済的に困窮する制作スタッフや近隣住民への支援も惜しまなかった。地域の老人会にも頻繁に顔を出し、身近な人々への気配りを忘れなかったという。

ハン・ギョンソンさんの温かな笑顔と人柄は、今も多くの人々の胸の中に生き続けている。彼女の遺骨はソウル市内の納骨堂に安置されている。

ハン・ギョンソンさん
(画像=KBS)ハン・ギョンソンさん(左)
ハン・ギョンソンさん
(画像=『芸能街中継』キャプチャ)

(記事提供=OSEN)

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