投票操作疑惑に晒されたボーイズグループX1(エックスワン)の解体から3カ月が経過した。
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“国民プロデューサー”によって選ばれたハン・スンウ、チョ・スンヨン、キム・ウソク、キム・ヨハン、イ・ハンギョル、チャ・ジュノ、ソン・ドンピョ、カン・ミンヒ、イ・ウンサン、ソン・ヒョンジュン、ナム・ドヒョンら11人は、X1というグループ名で2019年8月に華麗にデビューした。
しかし、その翼を広げる前にMnetの『PRODUCE X101』が投票捏造疑惑に巻き込まれ、これといった活動もできずに解体となってしまった。
デビューアルバムを発表しても、音楽番組などにしっかりと出演できず、その後、無期限の空白期の末、今年1月に結局、“捏造”のレッテルをはがすことができず、解体するしかなかった格好だ。
それから3カ月、11人のメンバーたちはどうしているだろうか。大人たちの誤った判断で傷ついたようだが、メンバーたちは挫折せず、新しい道を自ら切り開いている。
リーダーのハン・スンウは、元所属チームのVICTONに戻った。
今年3月に発売されたVICTONのニューアルバムに参加して完全体でカムバックし、音楽放送1位、アルバム販売量などVICTONとともに新しい歴史を共に書きながら、復帰を成功させた。またSBSのドラマ『ハイエナ』のOSTにも参加し、アーティストとしての力量も披露した。
キム・ウソクも元に所属したグループUP10TIONに復帰した。
最近ではMBCの『覆面歌王』に出演し、優れたビジュアルだけでなく、驚きの歌唱力まで証明した。今後はウェブドラマ『トゥエンティ・トゥエンティ』にもキャスティングされ、演技にも挑戦する。
キム・ウソクだけでなく、キム・ヨハン、イ・ウンサンも演技に挑戦する。
キム・ヨハンはKBSのドラマ『学校2020』の男性主人公にキャスティングされた。劇中でキム・ヨハンはジュニア代表として全国大会銅メダルまで獲得したテコンドー選手だったが、負傷を負ってしまうテジン役を演じる予定だ。
キム・ヨハンが実際にテコンドー選手出身であったことを考慮すれば、“オーダーメードキャスティング”という評価だ。『学校2020』は女性主人公の交替論やKBS編成の不発など、相次ぐ雑音があるのは残念だが、キム・ヨハンの俳優変身への期待感は依然高い。
イ・ウンサンは、IZ*ONEの新曲のミュージックビデオで、“初恋のときめき”を演じるなど、新しい姿を披露した。
新しいグループを結成して、「人生第2幕」を準備しているンバーもいる。
ソン・ヒョンジュンとカン・ミニは、スターシップエンターテインメントがMONSTA X以降初めて送り出す男性アイドルグループCravityで、4月14日にデビューした。
MBKエンターテインメント所属のイ・ハンギョルとナム・ドヒョンは、“イ・ハンギョル×ナム・ドヒョン(HYD)”を結成し、デュオとしてデビューするシグナルを打ち上げた。
2人のデビューは新型コロナウイルス感染症の影響で延期され、4月21日に正式デビューを控えている。これに先立ってナム・ドヒョンは自身が作曲した『見慣れない魚』を先行公開し、その間に成長した音楽的力量も披露した。
チョ・スンヨンは“ビューティーブランド”のモデルに抜擢され、新型コロナウイルス感染症で苦しんでいる大邱(テグ)市に1億ウォン(約1000万円)相当の手洗い消毒剤も寄付し、善の影響力を広げた。
ソン・ドンピョとチャ・ジュノはそれぞれ写真撮影を通じて近況を知らせ、再デビューおよび新しい活動を準備するために練習に邁進中だ。チャ・ジュノは“ウルリム ザ・ライブ”チャンネルを通じてカバー曲の映像をアップロードするなど自己啓発に乗り出した。
このようにX1のメンバーらは、各自の道を歩むことになっても依然として人気を保ちながら、再跳躍の準備をしている。
業界関係者は「解体という痛みがあったのは事実だが、みんなが新しいスタートのために頑張っている。ただ、新しくデビューしても、投票操作のレッテルが付きまとうことへの負担が大きい。ターニングポイントが重要だろう」と話す。
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