「戻ってこい」という言葉に対してNewJeasnのメンバーたちが返したのは「笑いをこらえること」だった。
ガールズグループ・NewJeansが3月7日、ソウル中央地裁で開かれたADORの「企画会社としての地位保全および広告契約締結禁止仮処分申請」の審問期日に出席した。
NewJeansのメンバーたちは、出席時間に合わせて黒のスーツを着用し登場した。車から降りたメンバーたちは軽く微笑みながら法廷へ向かった。
この日、法廷にはADORのキム・ジュヨン代表も出席した。キム代表は仮処分申請について「理由はたった一つしかない。NewJeansのメンバーたちと一緒に仕事がしたいからだ」と述べ、「NewJeansのことだけを考え、誠意を尽くして走ってきた私たちADORのメンバーにチャンスを与えてほしい。我々が持つすべての能力と誠意を尽くしてNewJeansを支援する。メンバーたちが夢に向かって進むその旅路に、私たちADORのメンバーも再び共にできることを心から願っている」と語った。
キム代表のこの発言を聞いたNewJeansのメンバーたちは、互いに目を合わせながら笑いをこらえる様子を見せ、注目を集めた。
NewJeansのメンバーたちは最終弁論で共通して、ミン・ヒジンADOR前代表について言及し、それぞれの立場を表明した。
ヘリンは「私たちとミン・ヒジン代表は良い成果を出しながら幸せに活動してきたのに、一体なぜ私たちを引き離したのか理解できない」と述べ、ダニエルも「私たちは5人でステージに立つが、6人で構成されたチームだ。代表が攻撃を受け、ありえない記事があふれ、失ってしまうのではないかと怖かった。これからも代表と一緒にいたい」と語った。
ヘインもまた「ミン・ヒジン代表とメンバーたちが一緒に幸せに準備してきた、描いてきた未来を、正当な理由もなく一瞬にして奪い去ったADORに残って、誠意のない作品で大衆に向き合うことはできない」と涙を見せた。
一方、NewJeansとADORは昨年11月から専属契約をめぐる紛争を続けている。NewJeansは今年1月、「NJZ」という新たな活動名を発表し、独自の活動を開始した。
◇NewJeans(NJZ)プロフィール
2022年7月22日にミュージックビデオを公開し、「NewJeans」として電撃デビューした5人組ガールズグループ。2004年生まれのミンジとハニ、2005年生まれのダニエル、2006年生まれのヘリン、2008年生まれのヘインで構成された。デビューアルバム『New Jeans』の発売と同時にライジングアーティストとして急浮上。デビュー曲『Attention』と『Hype Boy』が韓国Melonの「TOP 100」チャートで1、2位を記録した初のガールズグループとなった。またK-POPグループで初めてデビュー曲(『Attention』)がSpotifyの「ウィークリートップソング・アメリカ」にチャートイン。所属事務所ADORとの紛争のなか、2025年2月7日にグループ名を「NJZ」に変更すると発表した。
■【画像】「NewJeansの亜流」とされたILLIT、本当に似てる?
前へ
次へ