去る11月15日にリリースされたボーイズグループBTSのメンバー、JINの1stソロミニアルバム『Happy』に対する海外主要メディアの好評が続いている。彼らはJINの音楽に注目し、彼がファンに伝えようとする特別な愛のメッセージに賛辞を贈った。
イギリスの音楽誌『NME』は、「JINのインタビューを読むと『幸せ』が彼の心のなかでどれほど大きな比重を占めるのかすぐにわかる。彼はファンに自分の暗さより明るい姿を見せたがり、ファンからもらった幸せについてよく語る。そんなJINの1stソロアルバムのタイトルが『Happy』であるのは自然なことだ」と伝えた。
続けて、「全6曲で構成されたこのアルバムは、明るさでいっぱいでありながらも幸せをさらに輝かせる影の存在も認識する。JINは真の喜びのための闇の価値を理解している」と感想を残した。
また、同誌は「『Happy』は本質的な励ましの記録だ。同アルバムは誰でも幸せな感情を持つことができると約束し、日常の小さな瞬間から喜びを発見する楽しさを表現した」と評価した。
一方、アメリカの若者向けファッション誌『Teen Vogue』は、「JINは2年前、1stソロシングル『The Astronaut』でファンに永遠に輝く宇宙を約束した。彼は愛する人々とともに永遠に向かっていくという約束を守る準備ができた」とし、「こうして今回のアルバムは美しい必然性を持っている」と付け加えた。
アメリカの有名音楽誌『ローリング・ストーン』は、「『Happy』はBTSの第2章を完成させる作品である。同アルバムは、7人のメンバーそれぞれの創作の過程がどのような結果となるのか、パズルのピースがはまるようだ」と言及した。
加えて、「JINの魅力的な声はシンセサイザーを使ったニューウェーブジャンルの楽曲、飾り気のないピアノが加わったバラード曲すべてで洗練された輝きを放つ」と説明した。
さらに、タイトル曲『Running Wild』に関して、「JINの明るくて軽快な魅力と完璧に合う」と絶賛した。
アメリカの音楽専門メディア『Consequence of Sound』は、「JINはソロ曲を通じて完全に自分だけの地位を確立した。彼は先行公開曲『I'll Be There』で活動を始めたとき、『自分の目標は幸せを与えること』と話した。(今回のアルバムで)彼は目標を達成したようだ」と綴った。
そして、アメリカの音楽専門メディア『ビルボード』は最近、JINとのインタビューを公開した。
同メディアは、アルバムについて「『Happy』は、クリエイティブな面で成長したJINが新しい音楽を探求する能力を立証した作品だ。同アルバムはBTSメンバーとしての活動とルーツと深くつながると同時に、温かいメッセージで溢れている。また、ファンを魅了するだけでなく、新しいリスナーにも魅力的な作品となっている」と解釈した。
JINはインタビューで、「アルバム制作をしながら、ARMY(BTSのファンネーム)が自分にとってどれほど大きな意味を持つかを振り返ることができた」と話した。
続けて、「それぞれの曲を制作しながらARMYに何を伝え、どうすれば喜びと幸せを与えられるかについて考えた。そして、離れていた間、どれほど恋しかったかを表現した」と伝えた。
アメリカのシンガーソングライターMAXや日本の人気ロックバンドONE OK ROCKなどとのコラボについては、「才能あるアーティストとともに『Happy』を作ることができて本当にありがたかった」と感謝の意を表した。
また、バンドを結成して別のプロジェクトに挑戦する予定はあるかと尋ねられると、「自分のバンドはBTSだけ」とし、個人的にはバンドに関心があり、ソロアーティストとしてさまざまなスタイルを探求することは楽しいが、音楽のルーツは常にBTSにあると付け加えた。
なお、JINは11月21日13時35分から放送される米NBCの人気番組『ザ・トゥナイト・ショー』に出演し、タイトル曲『Running Wild』を披露する予定だ。
◇JIN プロフィール
1992年12月4日生まれ。本名キム・ソクジン。BTSの最年長メンバーで、グループ内ではボーカルを担当している。高校生の頃にドラマ『善徳女王』を見て俳優キム・ナムギルの演技に感動し、一時は役者を目指していた。通学途中にスカウトされたことでBig Hitエンターテインメントの練習生となるが、実は中学時代に一度韓国屈指の有名事務所SMエンターテインメントにスカウトされている。一次審査合格の通知が届いたが、詐欺だと思って断ったというエピソードはファンの間でも有名。兵役のため2022年12月13日に入隊。陸軍第5歩兵師団の新兵教育隊助教として軍生活を送り、2024年6月12日に除隊した。
■【写真】JIN、若者言葉がわからずビショ濡れに前へ
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