韓国の音楽市場は常に忙しい。
【写真】TWICE・ツウィ、日本で見せた意外な“ボリューム感”
ZEROBASEONEやLE SSERAFIMなど、8月の華やかなカムバックに引き続き、9月のラインナップも豊富だ。ストリーミングに強いグループから新たなスタートを切るグループまで、多くのアーティストが秋の始まりを彩る。
ある音楽市場の関係者は、「パリ五輪が終わり、さまざまなアーティストのカムバックが集中する」と話した。
続けて、「夏の終わりを狙うグループから音楽番組とストリーミングチャートの首位を今のうちに狙うグループまで、秋夕(チュソク)連休前と後でさらにカムバックするグループが多く公開されるだろう」と予測した。
『Time of Our Life』『You Were Beautiful』などで知られる“ストリーミング強者”ことボーイズバンドDAY6は、9月2日に9thミニアルバム『Band Aid』でカムバックし、チャートを席巻している。
タイトル曲『Melt Down』は公開されるやいなや韓国の主要ストリーミングチャート1位を記録し、“安心して聴けるDAY6”の帰還を知らせた。
今年の累計アルバム販売数100万枚を記録し、成長し続けているBOYNEXTDOORも、勢いに乗って来る9月9日に3rdミニアルバム『19.99』をリリースする。
新アルバムでは、10代と20代の境に立つ人々の青春に対する率直な思いと悩みを盛り込んだ。
BOYNEXTDOORは2ndミニアルバム『HOW?』でリリースから1週間にしてハーフミリオンセラーを達成し、1stミニアルバム『WHY..』とともにアメリカのビルボードメインアルバムチャート「ビルボード200」に2作連続でランクインした。
彼らはカムバックの度にファンを増やし、アルバムの販売成績が大きく上昇しているだけに、新アルバムの成績にも注目が集まる。
NCT WISHは9月24日にリリースする1stミニアルバム『Steady』で、“2024年最高の新人”の名を独占する覚悟でいる。去る7月1日にリリースされた2ndシングル『Songbird』以来、2カ月ぶりの超高速カムバックだ。
NCT WISHはNCTのグループで、2月21日に東京ドームでデビューした。韓国と日本を中心にグローバルな活動を展開し、人気を高めている。
5人組として再編成されたFIFTY FIFTYは、9月20日に2ndミニアルバム『LOVE TUNE』で新しいスタートを切る。
グループ結成当初から在籍するキナと、新しい4人のメンバーのシャネル、イェウォン、ハナ、アテナが一緒に活動を行う。
FIFTY FIFTYは昨年、『Cupid』でビルボードの「ホット100」にチャートインし世界中で人気を博したが、所属事務所ATTRAKTと元メンバーの契約を巡る訴訟により、その人気を維持できなかった。
また、BIGBANG、BLACKPINK、2NE1などをプロデュースしたTEDDYが首長を務めるTHEBLACKLABELから初のガールズグループがデビューする。
“第2のBLACKPINK”と期待されている彼女たちは、MEOVV(ミヤオ)として9月6日にデビューすることが決まった。TEDDYはYGエンターテインメントの全盛期を率いたプロデューサーであるだけに、MEOVVの音楽も好奇心を掻き立てる。
長い間所属したSMエンターテインメントを離れたEXO・ベクヒョンとSHINee・オンユも、移籍後初めてのアルバムをリリースする。
ベクヒョンは9月6日に4thミニアルバム『Hello, World』でカムバックする。今作はベクヒョンが2021年にリリースした3rdミニアルバム『Bambi』以来、3年6カ月ぶりのアルバムであり、現事務所INB 100を設立した後、初めてリリースするアルバムであるという点で関心が集まっている。
SMエンターテインメントを離れ、GRIFFINエンターテインメントに所属しているオンユも、9月3日に3rdミニアルバム『FLOW』をリリースした。
さらに、カン・ダニエルも1年3カ月ぶりに新しい所属事務所ARAで5thミニアルバム『ACT』を通じてカムバックを予告した。
ほかにも、9月6日にはガールズグループTWICEのメンバー、ツウィが活動9年目にして初のソロデビューをする予定だ。
また、ガールズグループKep1erとして活動したマシロとイェソが合流した新人ガールズグループMADEINも9月3日にデビューを果たした。
そして、ガールズグループMAMAMOO・ファサ、ラッパーのイ・ヨンジ、ガールズバンドQWERなど、すでにストリーミングへの強さを見せる女性アーティストたちも9月にカムバックする。
加えて、JYPエンターテインメント所属のボーイズバンドXdinary Hereos(エクスディナリー・ヒーローズ)、ボーイズグループxikers(サイカース)、P1Harmony(ピーワンハーモニー)、VANNER(バナー)などのカムバックも予告され、ストリーミングチャートの競争が非常に激しくなることが予想される。
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