横浜FMのルヴァン杯も「応援に行こうと…」ナム・テヒのJリーグ進出を後押しした仁川MFとの”友情”

「テヒは僕の一番仲の良い親友です」。試合後のミックスゾーンで、仁川(インチョン)ユナイテッドのMFキム・ドヒョク(31)はそう微笑みながら語っていた。

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9月19日、横浜国際総合競技場で行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループG第1節の横浜FM対仁川。結果はアウェイの仁川が4-2の勝利を収めたが、この試合では両チームに在籍する親友同士の対決があった。

それが、横浜FMに今夏新加入したMFナム・テヒ(32)と、仁川のキム・ドヒョクの2人だ。試合前にはナム・テヒがクラブ公式SNSを通じて、「私の親友が仁川でプレーしています。背番号7(キム・ドヒョク)です。彼とは頻繁に連絡を取っています」と関係性を話していた。試合ではキム・ドヒョクが先発出場し、ナム・テヒは後半20分から途中出場した。

試合後にはナム・テヒとユニホーム交換もしたというキム・ドヒョクは、「マリノスは親友のテヒがいるクラブですし、今はリーグ戦で少し苦しんでいると聞きましたが、テヒが頑張ってゴールを決めて、良い成績を残してもらいたいです」とし、対戦した横浜FMへの思いも明かした。

「今回の試合には別の親友も来てくれて、試合前のスタジアムの様子を動画で撮って送ってくれたのですが、本当に素敵でした。仁川と同じぐらい、マリノスのファンの方々の応援も素晴らしくて、スタジアムも本当に良かったです。だからこそ早く試合を戦いたいという思いがありましたし、僕自身、初のACLを緊張よりもワクワクした思いでプレーできました」

(写真提供=韓国サッカー協会)ナム・テヒ
(写真提供=韓国プロサッカー連盟)キム・ドヒョク

キム・ドヒョクはナム・テヒが横浜FMに移籍する前に一度会った際、本人から「マリノスに行くかもしれない」と伝えられた。そこで、「マリノスは本当に良いチームだから行くべきだ」と親友のJリーグ進出を後押ししたという。

「10月の代表期間、マリノスがルヴァンカップ準決勝で浦和レッズと対戦しますよね(10月11、15日)。もし時間があれば、応援に行こうと思っています。僕自身、親友としてテヒのことを応援していますし、怪我することなくJリーグにしっかり適応して、韓国の選手としてもっと活躍してくれたらと思っています」

なお、横浜FMと仁川の再戦は来る11月28日、仁川サッカー専用競技場で行われるグループステージ第5節となる。ナム・テヒにとっては母国の地で戦う初のACLの試合ともなるが、次回の対戦でもキム・ドヒョクとの親友対決をピッチ上で見てみたい。

(取材・文=姜 亨起/ピッチコミュニケーションズ)

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