北朝鮮のサッカークラブである「4.25体育団」が、アジアサッカー連盟(AFC)主催のAFCカップ2019で準優勝に輝いた。
AFCカップとは「AFCクラブランキング」を基に、AFCチャンピオンズリーグ出場権がないクラブが主に出場する大会だ。
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10月4日、マレーシアのクアラルンプール・スタジアムで、AFCカップ決勝戦であるアル・アヘドFC(レバノン)対4.25体育団の試合が行われ、4.25体育団が0-1で敗れた。4.25体育団はクラブ史上初の優勝へ挑戦したが、優勝カップはアル・アヘドFCに贈られることとなった。
4.25体育団は前半26分、GKアン・テソンがレッドカードで退場処分となったことが敗因となった。
数的有利のアル・アヘドFCは猛攻を仕掛け、後半29分に決勝ゴールを叩き込む。ペナルティエリア左側からフセイン・ダキクが上げたクロスを、イサー・ヤクブが頭で合わせゴールネットを揺らした。
決勝戦は当初、11月2日に北朝鮮の金日成競技場で開催する予定だった。しかし、AFCが会場を中国の上海に変更した後、最終的にクアラルンプールでの開催となった。
決勝戦の会場変更について、AFCは具体的な説明をしていない。だが、10月15日に金日成競技場で北朝鮮対韓国が無観客試合で行われたことが、今回の会場変更の理由であると分析されている。
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