「野球はオリンピック種目として維持しなければならない」
世界野球ソフトボール連盟(WBSC)のリカルド・フラッカーリ会長が「野球のオリンピック存続に死活をかける」と明らかにした。
フラッカーリ会長は、メキシコで開幕したWBSCプレミア12のグループリーグを参観した席で「オリンピック種目の地位を維持してこそ、各国の連盟が相当額の基金と各種機会が得られる」話した。
野球の世界化のため、さまざまなビジネスを展開するためには資金が必要だ。特にアマチュア種目は「オリンピックの正式種目」という地位がかなり重要だ。
金メダル種目なら裾野も大きく拡大する。アメリカや日本、韓国のようにプロが活性化している国も、オリンピックのメダル種目が持つ意味は格別だ。
野球は2008年北京五輪を最後に、オリンピック種目から除外された。2020年東京五輪で12年ぶりに復帰するが、その後も正式種目の地位を維持できるかは未知数だ。
野球を楽しむ国が多くないことや、1試合当たり平均3時間かかって興味を感じない人が多い。野球の世界化に死活をかけているWBSCにとっては、悪材料にならざるを得ない。
オリンピック予選を兼ねるプレミア12が興行に成功しなければならない理由がここにある。
フラッカーリ会長は「初大会を成功的に開催した後、大会規模が大きくなった。今大会は2つの大陸4つの地域で開催され、名実ともに世界的なイベントになった」と自評した。
彼は「プレミア12は今年開かれる最も重要な大会だ。(大会開催地の)韓国、台湾、メキシコ、日本はWBSCと立派なパートナー関係を結び、大会を支援している」と強調した。
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