チョン・ヒョン(世界ランキング143位・韓国)が男子プロテニス(ATP)ツアー「楽天ジャパンオープン」の準々決勝に進出した。
【関連】聴覚障害を持つ韓国選手がATPツアーで歴史的な1勝。メッセージを残す
チョン・ヒョンは10月3日、東京で開かれた楽天ジャパンオープンのシングルス2回戦で、マリン・チリッチ(30位・クロアチア)を2-1(6-4、3-6、6-1)で破り、8強に上がった。
先週、ATPツアー「成都オープン」で経験した1回戦敗退の屈辱を乗り越えて、再び立ち上がった。
チョン・ヒョンと対戦したマリン・チリッチは、2014年にメジャー大会「全米オープン」優勝者であると同時に、2018年1月には世界ランキング3位にまで上がった手強い相手だった。通算対戦成績でもチョン・ヒョンが3戦全敗だったが、今回だけは違った。
チョン・ヒョンは第1セットで、驚異的なサーブを見せてチリッチから主導権を奪った。第1セットのファーストサーブ成功率は77%に達した。ファーストサーブが得点につながった確率も90%だった。
強力なサーブで試合を有利に進めたチョン・ヒョンは、ゲームスコア5-4の状況で自分のサービスゲームを守り、第1セットを先取した。
第2セットは、まったく逆の展開を見せた。チリッチがチョン・ヒョンのサービスゲームを相次いでブレークし、0-4と点差を広げた。チョン・ヒョンは最後まであきらめずに追撃したが、力不足だった。
勝負の第3セットでは、チョン・ヒョンが力を発揮した。チリッチの最初のサービスゲームをブレークして勢いに乗ると、サーブが復活した。ゲームスコア4-1の状況でチョン・ヒョンは、デュースにもつれる接戦の末にチリッチのサービスゲームを阻止し、勝機を固めた。
チャンヒョンはこの日、11のサービスエースを記録した。
チョン・ヒョンは4強進出をかけて10月4日午後、ダビド・ゴファン(15位・ベルギー)と対戦する。通算対戦成績はチョン・ヒョンが1勝2敗と劣勢だ。
前へ
次へ