パク監督は今月を最後にベトナム代表との契約が満了する。
1月17日に行われた韓国報道陣とのオンライン記者会見では、「5年間のベトナムとの同行を終えた。惜しくも準優勝にとどまったが選手たちは最善を尽くした。優勝できなかった残念な気持ちは残るが、選手たちに感謝したい。別れるということは心が痛むが、出会いと別れは常にあるもの。ベトナムはもう一段階成長しなければならず、私も新しい変化が必要だと思った。新しい道に進むことを考えている」と5年間を振り返った。
ワールドカップは次の2026年北中米大会から出場国が48カ国に増える。これまでW杯と無縁だった国も本大会出場の可能性が今まで以上に高くなる。それは過去一度もW杯出場経験のないベトナムも同じだ。
パク監督は「監督5年目を送りながら、結果が良くても悪くても退任すると考えてきた。FIFAランキング100位内に入るという目標を達成した。次の監督が新たな目標を達成すれば良い。私の任務はここまでだと思う」とし、「不足している部分はあるが、W杯本大会に挑戦するどんなチームでも、私を呼んでくれるのであれば考えてみると思う。だが、私を呼んでくれるチームはあるのだろうか」と謙遜した。
やはり気になるのはパク監督の去就だ。まだ決まったことは何もないが、ベトナムと母国・韓国では監督をする意思がない。
パク監督は「ベトナムと韓国では監督をしないと明確にお伝えした。特に韓国国内は私よりも立派な指導者が多い。私が現場でしなければならないことはない。それに、5年間も韓国を離れていたので現場感覚も落ちていると思う。韓国サッカー協会や韓国プロサッカー連盟に入るつもりもない」ときっぱり線を引いた。
それとともに、「私の性格上、一つのことをするときにほかのことを考えることはできない。どんな場所でどんな仕事をするのか深く考えなければならない。ただ、一番得意なのがサッカーなだけに、関連したことをするのではないだろうか」と強調した。