サッカー韓国代表を率いるパウロ・ベント監督は、2022年カタールW杯アジア2次予選・第1戦トルクメニスタンとの試合を終えて、9月12日、仁川空港を通じて韓国に入国した。
韓国はトルクメニスタンを2-0で下し、順当に白星発進した。
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ベント監督は「簡単ではない長距離遠征をきちんと締めくくった。欲しかった結果を得た。前半の競技力は良かった。後半は残念だったが、それでも初戦で結果を出せて幸いだ。充電した後、次の対戦相手を分析して準備する」と、感想を明らかにした。
韓国は、来る10月10月にホームでスリランカとアジア2次予選・第2戦を行い、10月15日には北朝鮮と平壌(ピョンヤン)で第3戦を行う。
しかし、まだ移動手段やルート、練習場、同行する人員の規模などが決まっていない。何かと不確実性が大きいスケジュールだ。
ベント監督は「現在も行政側と緊密に協議している。すべてのシナリオを用意している。重要なのは第3戦の前に、ホームで第2戦をすること。まずその試合をしっかりと行い、第3戦を準備しなければならない」と述べた。
今回の遠征で韓国は、トルコのイスタンブールにできるだけ長く滞在してから、トルクメニスタンに入った。平壌遠征も同じパターンになる見込みだ。
ベント監督は「平壌遠征にかかわらず、戦略は相手国にできるだけ遅く入るというもの。時間が許される限り、できるだけゆっくり入ろうと思う」と、明らかにした。いずれにせよ移動時間も距離も少ないだけに、トレーニング環境が良い韓国でコンディションを整えて、遠征するという構想だ。
ベント監督は今回初めて合流したキム・シンウクに高い評価を下した。
彼は「初めて来て、良い姿を見せた。本人もチームのスタイルに合わせようと努力した。前にも言ったように、自分だけの特徴を持つ選手だ。互いに合わせなければならない。よくできていたと思う。態度も良かったし、良い姿を見せた」と賞賛した。
一方で「10月まで数週間が残っており、どんな状況が発生するかわからない。最善を考え、抜擢するかどうかを決める」と慎重な態度も見せた。
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