ヨーロッパのサッカー統計サイト「WhoScored.com」は、ファン・ウィジョに5.77の評価点を与えているが、これは試合に出場した16人のうち最下位となっている。
事実、オリンピアコスにおけるファン・ウィジョの立場は不安定だ。今年8月、フランスのジロンダン・ボルドーを離れ、イングランド・プレミアリーグのノッティンガム・フォレストに移籍したファン・ウィジョだが、今季はノッティンガムとオーナーが同じオリンピアコスへとレンタルされている。シーズン序盤、出場機会を得てラインナップに定着したかに思われたが、長くは続かなかった。
出場リストから除外され、戦力外に分類されると、11月1日には「オリンピアコスはファン・ウィジョと別れ、彼をノッティンガムに戻す準備をしている」と現地メディアが報じたほどだ。
これは韓国代表にとっても深刻なニュースだ。2022カタールW杯まで残り3週間となった現在、コンディションを引き上げて感覚を維持しなければならない時期にもかかわらず、ファン・ウィジョの調子は上がらないままだ。
そして代表の主将でエースのソン・フンミン(30、トッテナム)は顔面を負傷した。11月2日、マルセイユとのUEFAチャンピオンズリーグのグループリーグ最終戦に出場した際、相手DFと衝突し、倒れたのだ。
目の周りと鼻はひどく腫れ上がり、出血まで発生。現地時間で4日には手術が行われる予定だが、W杯出場は不透明だ。手術後の回復経過次第では本大会欠場もありうる。
ヨーロッパで活躍する韓国の2大FWが、負傷とフォームの低下に悩まされている。ベント監督はどのような決断、采配を見せるのか注目だ。