W杯で母国ポルトガルと激突!韓国代表ベント監督は何を語った?「ロナウドは最高の選手だが…」【一問一答】

サッカー韓国代表を率いるポルトガル人指揮官のパウロ・ベント監督が4月7日、坡州(パジュ)のサッカー国家代表トレーニングセンター(NFC)で行われた記者懇談会に出席。

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来る11月に開催されるカタールW杯に向けた意気込みを語った。

韓国代表はベント監督体制で大きな困難なく、10大会連続11回目となる本大会出場に成功した。結果だけでなく、ベント監督が追求するサッカースタイル「後方からのビルドアップ」についても、ある程度の成果が出た点が肯定的だった。

去る2日の組み合わせ抽選会の結果、韓国はポルトガル代表、ウルグアイ代表、ガーナ代表と同じグループHに入った。

ベント監督は「W杯本大会で簡単な組に入ることは不可能だ。最善を尽くして準備する」とし、決勝トーナメント進出へ全力を尽くす覚悟を明らかにした。

記者懇談会で質問に答えるパウロ・ベント監督

「ロナウドは史上最高の選手の一人」

以下、ベント監督との一問一答。

―組み合わせ抽選の結果に対する感想は。

本大会ではいつも難しい組に入るものだ。簡単な組に入ることは不可能と言える。できる限り競争し、最善を尽くして準備を進める。

―母国ポルトガルを相手にする感想は。ポルトガル指揮官(フェルナンド・サントス監督)は「韓国とともにベスト16入りしたい」と発言していたが。

組み合わせ抽選の前には同じ組にならないことを望んでいた。もっとも、ポルトガルが相手であれ、ほかの試合と同じように準備を進めるだろう。そこ大きな差はない。ただ、精神的にはいつもと異なると思う。

母国を相手にするのは初めてだ。新しい経験になると思うが、それでもプロフェッショナルにアプローチしたい。私もフェルナンド・サントス監督と同じことを思っている。だが、相手の方がベスト16進出の可能性は高い。

―W杯アジア最終予選を戦う過程で最も大変だった瞬間は。

予選は全体的に良かった。最後は残念だったが、その1試合だけですべてが良くなかったということは難しい。始まりから難しさがあった。イラク戦の引き分け後には色々な話が合った。1年前には日本に行って0-3で敗れた後、厳しい瞬間が訪れた。しかし、困難を通じてチームとして発展した。コーチングスタッフも発展した。さまざまなアイデアを発展させたきっかけとなった。チーム運営方式、プレースタイルに信頼ができたということが重要だ。

―ベスト16進出のために改善すべき部分は。

いくら上手くやっても十分ではないかもしれない。強い相手が我々の組に入る。(ポルトガル、ウルグアイの)両チームは我々より(決勝トーナメント進出の)確率が高いだろう。しかし、最善の目標を達成するために努力しなければならない。かといって上手くやればできるものではない。

―(ポルトガル代表監督時代に)指導したクリスティアーノ・ロナウドを防ぐ方法を離すとすれば。

一人の選手だけを心配しているわけではない。ロナウドは史上最高の選手の一人だ。これまで指導した選手の中で最高だった。だが、ポルトガルには優れた選手が多い。欧州の主要リーグで活躍している。ある選手一人だけではなく、チーム全体を考慮しなければならない。

―今後の国際Aマッチの準備過程はどうなっているのか。

6月にどんなことが起きるかは見守らなければならない。韓国サッカー協会が日程を決めるだろう。Kリーグ終了日についての情報も必要だ。

―本大会でいかにして勝ち点を稼ぐかの構想があるとすれば。

相手が良いチームであるだけに、我々も最善の準備を尽くすつもりだ。3チームを相手にどの試合でも良い結果を出さなければならない。分析、準備はすべて同じように進めるだろう。チームごとに特性があるのでアプローチの方法は異なるかもしれない。相手に合わせて戦い方を準備する。

―キャンプの日程はどのように決定するのか。

これまでとは違う時点でW杯が開催される。欧州のチームは日程をすべて知っているが、我々は少し異なる状況だ。いつから始めるかが未定だ。Kリーグがいつ終了するかわからなければ、計画を立てることもできない。待ってみなければわからない。

―W杯エントリーについてはある程度構想ができているのか。

W杯エントリーを決めるにはまだ早すぎる。基本的なベースは持っているが、ドアは常に開かれている。W杯開幕が近づくまで引き続き試合をチェックする計画だ。このような過程を通じて最善の決定を下すだろう。

―強豪と対戦する本大会でも、これまでと同じサッカーを貫くのか。

我々がやってきたスタイルを完璧に変えてしまうことは難しい。ただ、W杯ではこれまでと異なる状況に置かれる可能性もある。予選に必要だったこととはまた別のことが必要になる。いくつか発展させるべきことを発展させるだろう。自分たちのスタイルを維持しながらも、予選よりも守備組織を作り上げることに時間を割かなければならないかもしれない。

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