【名選手はいま】元楽天の“韓国のサブマリン”、今は寿司屋にラーメン店などの外食キングに!!

2019年06月21日 スポーツ一般 #野球

かつてメジャーリーグで活躍し、日本のプロ野球・楽天ゴールデンイーグルスにも所属した“韓国のサブマリン”キム・ビョンヒョンを覚えているだろうか。

メジャーでは2001年にアリゾナ・ダイヤモンドバックスのクローザーとして活躍し、球団初のワールドシリーズ優勝にも貢献。だが、その後はこれといった活躍を見せられず、2011年に楽天初の韓国人選手として日本へ。

だが、日本でもこれといった活躍を見せられず、1年で戦力外通告を受けた。その後は韓国に戻り、ネクセン・ヒーローズ、KIAタイガースなどに在籍し、ドミニカ共和国でもプレーし、最後はオーストラリアでユニホームを脱いだ。

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そのキム・ビョンヒョンは今、なんと外食業で成功を収めたビジネスマンになっている。

アメリカ・サンディエゴにある寿司店を含めて6つレストランを運営しており、最近は故郷の光州(クァンジュ)にハンバーガー店をオープンさせて話題になっている。

「ハンバーガーが好きで、食の街として知られる光州に自慢できる店がなかったので開業した。日本式ラーメン屋を光州にオープンさせたのも同じ理由だ」

キム・ビョンヒョンがハンバーガーを初めて食べたのは、1995年に光州(クァンジュ)にハンバーガーのフランチャイズ・チェーン店ができたときだという。

U-18代表に抜擢されてアメリカ・キャンプへ行ったときは、本場の大型フランチャイズ・チェーンのハンバーガーを食べて、「これまで僕が食べたハンバーガーは全部偽物だと感じた」というほど衝撃を受けたらしい。

1996年にキューバで開かれた国際大会では、選手たちのパスポートを預かっていたマネージャ―がカバンを盗まれ、新しいパスポートが出るまで三食すべてハンバーガーで過ごすこともあったという。

「サンディエゴの知人がハンバーガーフランチャイズ会社の創立過程を描いた映画を勧めてくれて、それを見ながら“健康に良いハンバーガー事業をやってみるのも良いかも”と思った。それでお店の名前も、チェゴ(最高)という意味と“食べに行こう”という意味もこめて、『光州第一ハンバーゴ(高)』に決めた」

キム・ビョンヒョン(左)とチェ・フィソプ

店はオープンしてまだ1週間足らずだが大繁盛。キム・ビョンヒョンと同じ光州第一高校野球部出身で、かつてメジャーリーグでもプレーしたチェ・フィソプも、「世界のあちこちを回りながら美味しい食べ物をたくさん食べたためか、ビョンヒョンさんは味にうるさい。それで先輩が手掛けた店はどこも商売がうまくいっているようだ」と笑う。

光州に立ち寄った際には、ぜひ一度食べてみたい?

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