全日本フットサル選手権決勝、立川・府中「どろの茶色のような美しい終わり」と皆本晃

2022年03月21日 スポーツ一般 #玉昌浩

3月21日、駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場で名古屋オーシャンズと立川・府中アスレティックFCによる「JFA第27回全日本フットサル選手権大会」決勝戦が行われた。

試合はファーストピリオド4分、皆本晃のキックインが相手に当たってゴールに吸い込まれ、立川・府中アスレティックFCが先制。

名古屋オーシャンズはファーストピリオド25本、セカンドピリオド23本ものシュートを記録するも得点には至らず。1点を守り抜いた立川・府中アスレティックFCが勝利を収め、初優勝を果たした。

(写真提供=日本サッカー協会)立川・府中アスレティックFC
(写真提供=日本サッカー協会)名古屋オーシャンズ

試合後、立川・府中アスレティックFCの皆本晃は「かなり苦しい試合だった。このままではFリーグ優勝は難しいと感じている」と、Fリーグ王者の名古屋オーシャンズを称えた。

続けて、「今日はファイナルということで、ここで勝つか負けるか、それしかないというところで、最後の最後で本当に自分たちアスレらしい試合ができた」と評価。

「最後まで粘り強く戦って1点を守り切る。ワンプレーワンプレー最後まで戦い抜く。華麗なプレーというのはほとんどなかったし、皆さんが喜ぶようなプレーも、もしかしたら多くはなかったかもしれないが、私たちにとっては、自分たちらしい」試合だったと説明した。

また、立川・府中アスレティックFCとしては最後の試合。チームカラーの茶色の意味についても言及した。

「茶色というのは馬の茶色というのもあるが、自分たちとしては、どろの茶色もひとつだと思っている。本当にどろじあいになったら、俺たちは負けないという強い思いを持ってやってきた。それを最後の試合でできたのは、美しい終わり方だった」

(文=玉 昌浩)

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