イングランド・プレミアリーグで韓国代表FWソン・フンミン(29、トッテナム)と“ミニ日韓戦”を繰り広げた日本代表DF冨安健洋(22、アーセナル)に韓国メディアも注目している。
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9月27日(日本時間)、英ロンドンのエミレーツ・スタジアムで行われたプレミアリーグ第6節アーセナル対トッテナムの“ノース・ロンドン・ダービー”は、ホームのアーセナルが3-1で勝利した。
この日、左ウィングのソン・フンミンと右サイドバックの冨安は試合を通して顔を合わせ続けた。特に冨安は、トッテナムの攻撃の核と言えるソン・フンミンをシャットアウトしなければならない“特命”を受け、先発出場した。
試合が始まると、ソン・フンミンは中盤で孤立する場面が度々見られた。ソン・フンミンへとつながるべきパスが、途中でことごとく遮断されてしまったのだ。
最も良かったシーンは前半21分だった。アーセナルのボールロストから左サイドを突破したソン・フンミンは、ペナルティエリア内で相手MFトーマス・パーティ(28)をかわし左足を力強く振り抜いた。
ただ、強烈なシュートは相手GKアーロン・ラムズデール(23)の好セーブに阻まれ、直後ソン・フンミンが上げたコーナーキックはDFジャフェット・タンガンガ(22)が頭で合わせたが、シュートは枠を大きく外れてしまった。
それでも、ソン・フンミンは決定的な瞬間で強さを見せた。0-3で迎えた後半34分、サイドを突破したDFセルヒオ・レギロン(24)がペナルティエリア内に送ったグラウンダーのクロスを右足で押し込み挽回のゴールを決めた。だが、逆転勝利にまでは至らなかった。
冨安はこの日、ソン・フンミンをはじめとするトッテナムの攻撃陣を安定して防ぐ好調ぶりを披露した。また、セットプレーではヘディングシュートを試みるなど、攻撃面に加担する姿も見せた。
加入してすぐにアーセナルの主力DFに定着した冨安は、生涯初の“ノース・ロンドン・ダービー”で痛快な勝利を味わった。
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