来る9月14日と15日に行われるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の決勝トーナメント1回戦で、韓国開催の2試合が無観客で行われることが決まった。
蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)と全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースは9日、それぞれクラブ公式SNSを通じ、ホームで行われる1回戦を無観客で開催することを発表した。
昨季ACL王者で現在Kリーグ1(1部)首位の蔚山現代は、14日に蔚山文殊サッカー競技場でJ1リーグ王者の川崎フロンターレと対戦。Kリーグ1で4連覇中の全北現代は、翌15日に全州(チョンジュ)ワールドカップ競技場でタイリーグ王者のBGパトゥム・ユナイテッドと対戦する。
2試合とも、無観客開催は安全のためだ。両チームの発表によると、アジアサッカー連盟(AFC)や韓国プロサッカー連盟、さらには韓国政府の防疫当局が、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、無観客開催を勧告したという。
なお、今後行われる準々決勝、準決勝については、全北現代のホームタウンである全州での集中開催が決まっている。
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両会場は、いずれも2002年日韓W杯のためサッカー専用スタジアムとして建設された。
2001年4月28日に開場した蔚山文殊サッカー競技場は4万3554席の収容能力を持ち、韓国のスタジアムではソウルワールドカップ競技場(6万6704席)、水原(スウォン)ワールドカップ競技場(4万3923席)に次いで3番目の数字。2001年11月8日に開場した全州ワールドカップ競技場は4番目に収容能力の高い4万2477席を誇る。
他会場では、14日に豊田スタジアムで名古屋グランパス対大邱(テグ)FC、15日に長居球技場でセレッソ大阪対浦項(ポハン)スティーラースが行われる予定だ。
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