【スポーツソウル総括】コロナの“非常”で退色した東京五輪が残したもの

2021年08月09日 スポーツ一般 #東京五輪

雑音が絶えなかった2020東京五輪が、新型コロナによる「非常」の中の紆余曲折の末に幕を閉じた。

先月7月23日に開幕した東京五輪が、8月8日の閉会式を最後に17日間の熱戦を終えた。 今回の東京五輪は開幕前から新型コロナや放射能問題など、あらゆる論議を呼び起こした。124年の五輪歴史上、類例のない大会として記録されるだろう。

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この日の閉会式では、近代五種で韓国史上初のメダルとなる銅メダルを獲得したチョン・ウンテ(光州広域市庁)が韓国の旗手を務めた。開会式では女子バレーボール代表のキム・ヨンギョンと水泳のファン・ソンウが旗手を務めた。

これまでオリンピックは、全世界の人々のスポーツの祭典であり、希望と和合の場だった。オリンピックに参加した世界各国の選手らの汗や涙、感動の舞台でもある。

しかし今回の東京五輪は新型コロナという「非常」によって、選手たちの努力と五輪の意味が色あせた。このような評価は、全世界の憂慮の声を無視して五輪を強行した日本政府と国際オリンピック委員会(IOC)の我執の結果になる。

新型コロナの非常事態でも全世界から集まった選手たちは、17日間最善を尽くして競争し、ある者は満足できる結果を、またある者は苦杯をなめて、次の五輪での雪辱を誓った。

韓国も喜びと悔しさが交差する中で東京五輪を締めくくった。韓国選手団は今大会で金メダル6個、銀メダル4個、銅メダル10個を獲得し、総合順位16位を記録した。

当初は金メダル7個以上を獲得し、総合10位内への進入が目標だったが、達成できなかった。10位圏内に入れなかったのは、2000年シドニー五輪で12位になって以来のことだ。

韓国は「神弓の国」と呼ばれるだけに、アーチェリーで金メダル4個の偉業を立てた。フェンシングと体操では、それぞれ1個ずつ金メダルを獲得した。特にアーチェリーでは全種目で金メダル5個のうち4個を総なめした。

フェンシングは金メダル1個、銀メダル1個、銅メダル3個を獲得した。 金メダル2個、銀メダル1個、銅メダル3個を獲得した2012年ロンドン五輪以来の最高の成果だ。

体操もロンドン五輪以来となる9年ぶりの金メダルを追加し、銅メダルも1個獲得した。

残念な気持ちもある。

宗主国と自負するテコンドーで金メダルを一つも獲得できず、柔道でも2016年リオ五輪に続き2大会連続ノーゴールドに終わった。伝統的にメダル獲得種目とされてきたレスリングでは、1972年ミュンヘン五輪以来49年ぶりにノーメダルに終わった。

もちろん、金メダルがオリンピックのすべてではない。選手たちの汗と努力の結果だけに、金メダルだけでなく銀メダルと銅メダルの価値も評価できる。

しかし、五輪の本質は詰まるところ、競争だ。総合順位が各国のスポーツの地位を決める物差しになるため、今回の東京五輪の成績は物足りないと言わざるを得ない。

(写真=聯合ニュース)

ただ、オリンピックのもう一つの本質は「希望」でもある。

パリ五輪を控えて数々の宿題を残した韓国スポーツ界だが、我々はファン・ソンウ(水泳)、キム・ジェドク(アーチェリー)、ヨ・ソジョン、リュ・ソンヒョン(以上、体操)、シン・ユビン(卓球)など、若い10代の選手たちによる善戦と、陸上競技の走り高跳びで4位となったウ・サンヒョクなどを通じて「希望」を見て感じた。次世代の代表選手らの視線は、3年後の2024年パリ五輪に向けられている。

一方、アメリカは金39個、銀41個、銅33個を獲得し、3大会連続の総合1位となった。2位は中国(金38、銀32、銅18)だ。 開催国の日本は金27個、銀14個、銅17個を獲得して歴代最高の3位につけた。

しかし、日本は五輪強行で赤字を免れない予定だ。アメリカの経済専門誌『Forbes』は「日本が引き受けることになる費用は最大280億ドル(約3兆円)に達する可能性がある」と報じた。これは2016リオ五輪の2倍の水準であり、夏季と冬季含めて歴代の五輪の中で最高水準となる。

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