「東京五輪開幕式の米視聴率は33年ぶり最低値、88年ソウル大会以下」米メディアが発表

2021年07月25日 スポーツ一般 #東京五輪

アメリカのNBCは7月24日(現地時間)、2020東京五輪開幕式のアメリカでの視聴率が、33年ぶりに最低値を記録したと報道した。

これは2016年のリオ五輪開会式(2650万人)に比べて37%も減少した数値で、1988年のソウル五輪(2270万人)よりも少ないという。

アメリカでの東京五輪中継権を保有しているNBCは同日、NBC放送やNBCスポーツアプリ、NBCのオリンピックウェブサイト、スマートフォンなどを通じて、開幕式視聴人数の集計を発表。NBCは前日の放送を通じて、開幕式を視聴したアメリカ国内の人が、1670万人ほどだったと発表した。

放送時間の影響大きく

またロイター通信も同日、視聴率調査会社ニールセンの統計を引用して、アメリカ内での東京五輪開幕式の視聴率が、1992年バルセロナ五輪以来の最低値だと伝えた。1992年当時、アメリカで開幕式を視聴した人は2160万人だった。

(写真=聯合ニュース)

ロイターは続いて、「新型コロナの大流行以後、初めて開かれる東京五輪は、全世界的な感染を憂慮して1年間延期された上、デルタ株の拡散、欧州と中国をはじめとした各国で洪水など天災地変が相次ぎ、興行に失敗した」と評している。

NBCの放送時間も視聴率に影響を与えたようだ。2016年リオ五輪は事前収録後、ゴールデンタイムの19時30分に放送されたが、東京五輪開幕式はアメリカ東部時刻で6時55分に放送されている。放送時間が早朝だっただけに視聴率の低迷は免れなかったという評価だ。

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そして東京五輪による経済効果は、世界的に微々たるものとも評価している。イギリスのエコノミストは、コロナ禍で開催される今回の五輪は以前と異なり、“五輪特需”を期待しにくいと予想。東京アクアシティ内の公式記念グッズ売場の売上が、当初予想していた数字の10%水準にとどまっているという、ショップマネージャーの苦悩を伝えている。

ほかにもワシントンポストは、「新型コロナの大流行が続く中で開かれる五輪に、日本の大衆はもちろん、トヨタなど主要スポンサーも期待していない」と報道した。

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