手術とガンを乗り越えた「奇跡のサイドスロー」チェ・ウォンジュンとは?

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すでにマウンドに立っているだけでも奇跡だ。肘の手術からガンとの闘いまで、若くしてあらゆる苦労を経験したが、今ではチームのエースになり、生涯初の韓国代表入りも成し遂げた。

彼の名はチェ・ウォンジュン。今年で27歳になるサイドスロー右腕だ。

その野球人生は順調ではなかった。 

東国(トングク)大学4年生の時、日本でのキャンプ中に肘の痛みを覚えた。検診結果、右肘内側靭帯損傷。プロ入りを目前に控えた状況で手術台に上がり、術後17カ月間リハビリに入った。 

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実戦経験は長期間なかった上にトミー・ジョーズ手術の履歴もあったのだから、ドラフトに指名されなくても仕方ない。そう思っていたそうだが、斗山ベアーズから1次指名も受けた。

しかし、入団後に行われた検診で今度は甲状腺ガンの診断を受けた。

完治後、新たな出発を誓って名前まで変えた。元々の名前はチェ・ドンヒョンだが、現在のチェ・ウォンジュンに変えたのだ。

韓国球界では過去にも改名効果を享受した選手がいたが、チェ・ウォンジュンも同じだった。 

斗山のエースとして生まれ変わり、今年は韓国代表として東京五輪にも出場する。

(写真提供=KBO)チェ・ウォンジュン

サイドスローのチェ・ウォンジュンは希少性があり、東京五輪で活用価値が高いと言われている。韓国代表はイスラエル、アメリカと同じグループBに入っているが、Israelやメリカが馴染みのないサイドスローを攻略するのは容易ではないはずだ。

過去の五輪やWBCなどでもチョン・デヒョン、イム・チャンヨンらが欧米勢に通用した。2008年北京五輪・キューバと決勝戦でも、9回裏1死満塁の危機・チョン·デヒョンが乗り切り、韓国野球史上初めての金メダルをもたらした。

また、チェ・ウォンジュンは所属する斗山でも先発としてマウンドに立っているため、潜在的な先発候補だ。 

韓国代表のキム・ギョンムン監督は、次のラウンド進出のために最初の2試合の重要性を明らかにした。先制点の重要性も強調したが、投手がリードを守り抜かなければ水の泡となる。先発に出る投手の肩が重い理由だ。

 7月20日に高尺スカイドームで行われた練習でチェ・ウォンジュンのピッチングを見ていたキム・ギョンムン監督は「投手の調子がいい」とし、チェ·ウォンジュンも潜在的な先発候補であることをほのめかした。

2度目の五輪制覇を狙う韓国野球。ケガや病を克服する奇跡を起こしてきた男が、今度は東京で奇跡を起こすかもしれない。


 

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