学生時代のいじめ発覚で物議を醸したイ・ダヨン(24)が、海外進出のため新たな方法に乗り出すようだ。韓国メディア『MKスポーツ』が7月5日に報じている。
同メディアによると、ギリシャのラジオ番組『リベロ』が7月2日(日本時間)、「韓国バレーボール協会が国際移籍同意書の発給に同意しなくても、イ・ダヨンは国際バレーボール連盟の有権解釈申請やスポーツ仲裁裁判所への提訴により、海外クラブとの契約を成立させることができる」と伝えたという。
『リベロ』は続けて、「興国生命が選手登録を放棄したことでイ・ダヨンはFAになった。PAOK移籍の道が開かれた」とし、去る6月に一度報じられたギリシャの女子バレーボールチームPAOK移籍が現実味を帯びるものと伝えた。
女子バレー韓国代表の主力セッターで、興国生命ピンクスパイダーズ所属で国内Vリーグ女子部でも活躍していたイ・ダヨンは、2020-2021シーズン途中の今年2月に学生時代のいじめが発覚。
これにより、双子の姉イ・ジェヨン(24)とともに興国生命から無期限出場停止処分を下されたほか、KVAからは代表資格を剥奪。イ・ダヨンのギリシャ移籍が伝えられた際には、選手の海外移籍時に発給が必要な国際移籍同意書(ITC)について、イ・ダヨンに発給する意志がないことを明らかにしていた。
また、興国生命はイ・ダヨンとイ・ジェヨンを選手登録する旨を明かしていたが、世論の猛反発を受けて登録を取り下げ。結果、2人は6月30日の選手登録締切日をもって興国生命を放出され、フリーエージェント(FA)となっていた。
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