韓国プロ野球に衝撃!サムスン元エース投手に詐欺&違法賭博の疑い…八百長疑惑まで浮上

サムスン・ライオンズのエースとして16年間活躍し、通算135勝を挙げた元プロ野球選手のユン・ソンファン(39)に、詐欺、違法賭博などの疑いで拘束令状(逮捕状)が申請された。

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大邱(テグ)北警察署は6月2日、「元プロ野球選手のA氏を検挙、調査し、拘束令状を申請した」と発表した。警察は実名を公開しなかったものの、『聯合ニュース』など複数の韓国メディアは被疑者のA氏がユン・ソンファンであると伝えている。

警察は「A氏は2020年9月頃、また別の被疑者B氏から現金5億ウォン(日本円=約5000万円)を受け取り、違法賭博に使用した疑いが持たれている」とし、「諜報を入手して捜査に着手し、1日にA氏を検挙、2日に拘束令状を申請した。具体的な犯行経緯については捜査を続けている」と明らかにした。

違法賭博以外の容疑に関して警察は口を閉ざしているが、一部からはユン・ソンファンの八百長疑惑を提起する声も挙がっている

違法賭博疑惑は過去にも…

警察はユン・ソンファンの詐欺容疑に対する捜査の過程で、金銭を貸した経緯などを調べた結果、違法賭博などに関する証拠を確保したという。

ユン・ソンファンは違法賭博サイト開設のために投資金5億ウォンをすべて使い果たし、投資者から詐欺の疑いで告訴された。警察はこれらの証拠を基に拘束令状を申請し、緊急逮捕したものと見られる。

ユン・ソンファンは借金の未返済を認める一方、違法賭博や八百長に関する容疑は否定しているという。警察は今後、サムスンや関係者などに連絡を取り、捜査を拡大する計画だ。

ユン・ソンファン

ユン・ソンファンは去る2015年に遠征賭博疑惑に巻き込まれるなど、過去にも物議を醸したことがあった。

当時は同年の韓国シリーズのエントリーから除外されたほか、プレミア12に出場する韓国代表メンバーも落選。2011年から2015年まで5年連続でペナントレース優勝、韓国シリーズ進出を果たしていたサムスンも、この年を最後に下り坂をたどるようになった。

その後、ユン・ソンファンは遠征賭博事件に関して参考人中止措置が下され、2019年に公訴時効が満了。起訴権が消滅していた。

ところが、ユン・ソンファンは昨年、詐欺と違法賭博の疑いで警察の調査を受けたと伝えられた。当時、ユン・ソンファンは「債務があるのは事実だが、賭博はしていない」と主張。詐欺の疑いについては「知り合いの後輩が詐欺に遭い、被害者が出た。警察の調査はすでに受けていて、釈明できる部分は釈明した。被害額の返済はできる」と述べていたが、結局、11月にチームを放出されていた。

それから約7カ月後の今回、ユン・ソンファンは同じ容疑を受け、拘束令状まで請求された。ユン・ソンファンの容疑が立証されれば、韓国プロ野球は再び賭博、八百長問題と向き合うことになる。

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