「人としての礼儀さえない」いじめ被害者を訴えるという韓国女子バレーの美人双子に批判の声

韓国の体育市民連帯が4月7日、声明書を発表し、女子バレーの美人双子イ・ジェヨンとイ・ダヨンを批判した。

【写真】「この世の美貌じゃない」イ・ジェヨン&イ・ダヨンとは?

学生時代の“いじめ問題”によって重い懲戒を受けたイ・ジェヨン、イ・ダヨンの双子姉妹が被害者を告訴すると宣言したことと関連し、体育市民連帯は「2次加害行為をやめてほしい」と声を上げた。

体育市民連帯は「反省するという言葉が無意味なほど、突然、いじめの被害者を告訴するというイ・ジェヨン、イ・ダヨン姉妹は、人としての礼儀さえない2次加害行為を直ちにやめるように願う」とし、「本人たちが書いた謝罪文を必ず振り返れ」と指摘した。

「謝罪文はパフォーマンスだったのか」

また双子姉妹が先立ってSNSなどを通じて謝罪文を上げた内容に言及しながら、「単に怒った民心を静めるためのパフォーマンス的な目隠し行為であったのか」とし、「一部の事実関係を正すという趣旨で告訴する行為は、被害者を脅かし、2次、3次の加害行為になる」と批判した。

イ・ジェヨン(左)とイ・ダヨン

イ・ジェヨンとイ・ダヨンの2人は最近、興国生命スパイダーズと会った席で、いじめ問題と関連して事実と異なる部分が多く、被害が大きかったという理由で、被害者を訴える意向を示した。

体育市民連帯は、声明の最後に「後悔する気持ちがあるのであれば、被害者に向けた告訴を止めなければならない。被害者の苦痛に再び暴力する行為であり、口を塞がせようと抑制する行為は、決して容認されてはならない」と強調した。

先立って2月、とあるオンラインコミュニティに「過去にイ・ジェヨンとイ・ダヨンから校内暴力を受けた」という書き込みが掲載された。書き込みには「“汚いから”、“臭いから”と、隣に来るなと言われた」「“任せた仕事をしなかった”という理由でナイフで脅迫された」など、具体的な加害行為が記されていた。

この書き込みを受け、イ・ダヨンとイ・ジェヨンは疑惑を認め、自身のSNSを通じて謝罪。イ・ダヨンは「学生時代、一緒に汗を流し運動した同僚たちに、幼い心で大変な記憶と傷を与える言動をした点について、深くお詫びいたします」、イ・ジェヨンは「今からでも私によって苦痛を受けた友人たちが受け入れてくれるのであれば、直接会って過ちを認め、謝罪いたします」と、手書きの謝罪文を公開した。

その後、所属する興国生命スパイダーズは2人を無期限出場停止処分に。2人は出演していたテレビ番組をはじめ、広告からも削除された。また東京五輪を控えた状況で、韓国代表資格を剥奪された。

◇イ・ジェヨン、イ・ダヨン プロフィール

1996年10月15日生まれ。韓国のプロバレーボール選手で、韓国代表。ジェヨンが姉、ダヨンが妹の双子。2人ともVリーグの興国生命ピンクスパイダーズに所属している。実父は陸上競技(ハンマー投げ)韓国元代表のイ・ジュヒョンであり、実母はソウルオリンピック代表セッターのキム・ギョンフィというサラブレッド家系だ。

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