世界ランキング1位のコ・ジンヨン（25）がメジャー制覇へ確固たる自信を示した。
コ・ジンヨンは、4月2日（日本時間）から米カリフォルニア州のミッションヒルズCCで4日間にかけて行われる米国女子ツアー今シーズン初のメジャー大会「ANAインスピレーション」に出場する。
去る2019年の同大会で優勝し、18番グリーン脇にある「ポピーズ・ポンド（Poppie's Pond）」に飛び込むセレモニーを披露したコ・ジンヨン。ただ、昨年は新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、出場を辞退していた。
2年ぶりの「ANAインスピレーション」出場となるコ・ジンヨンは、「昨年参加できなかったので、感覚ではディフェンディングチャンピオン（で大会に臨むか）のようだ」と笑った。遠回しに、タイトル防衛に挑む気持ちで大会に臨み、メジャークイーンのタイトルを奪還する意志を示しているかのようだった。
また、新型コロナの影響で9月に延期された昨年の「ANAインスピレーション」を制覇したイ・ミリム（30）と関連して、「コースに適応するためここに来るたびに、入口にある（イ・）ミリムさんの写真を見て現実を認知させられている」と語った。
2019年はコ・ジンヨンにとって最高の1年だった。前年の2018年に米国女子ツアーでデビューし、新人王を獲得したコ・ジンヨンは、参加2年目の2019年に「ANAインスピレーション」優勝でメジャークイーンに輝くと、同年の最優秀選手や賞金女王など主要部門を席巻し、世界ランキングでも1位となった。
つまり、コ・ジンヨンにとって世界最高のゴルファーへと飛躍する足場を作ったのが、「ANAインスピレーション」開催地のミッションヒルズGCだったわけだ。
コ・ジンヨンは去る3月29日に終了した「キア・クラシック」で4位タイを記録し、コンディションの点検を終えた。彼女は「先週の大会を無事終えたので、今大会が楽しみだ。フェアウェイが狭くてラフが強く、正確さが求められるコースだが、集中力を切らさないように努力する」と意気込んだ。
また、「2019年の大会ではファンが多かったが、今年は（無観客開催のため）ファンがおらず残念だ。コースはいつも綺麗で状態が良い。今年で大会50周年となるが、その中（優勝者リスト）に私の名前があることは光栄だ。まだ25歳なだけに、50周年の大会に特別感を感じる」と述べた。
コ・ジンヨンは大会初日、世界ランキング2位で「キア・クラシック」優勝者のパク・インビ（32）、アメリカの実力者ステイシー・ルイス（36）と同組に入った。ピンチであればあるほど輝くコ・ジンヨンの勝負師的な気質が、2年越しのメジャー制覇につながるかどうかに関心が集まっている。
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