U-23韓国代表選出経験のあるFWチョン・スンウォン(24)が、所属クラブの大邱(テグ)FCと再契約を結んだ。
チョン・スンウォンと大邱FCは再契約をめぐって平行線をたどった。双方は契約期間や年俸、肖像権問題について意見の食い違いを見せてきた。
結局、Kリーグ開幕後も意見の隔たりを縮めることができず、韓国プロサッカー連盟の調停委員会による調停を経た。
調停委は去る3月4日にクラブの肩を持ったが、これを受けてチョン・スンウォン側がクラブと対立した。しかし結局、異議申請期間の締め切りが迫ったことで、チョン・スンウォンは大邱FCと再契約を結ぶことになった。
チョン・スンウォンは3月24日、自身のインスタグラムを更新。「この1カ月間、私の契約に関する一連の状況について多くの方にご心配をおかけし、申し訳なく思っている。ピッチ上で渾身の力を込め、良いパフォーマンスですべてを証明したい」と、ファンに謝罪の気持ちを伝えた。
続けて、「サッカー選手としての夢を叶え、さらには韓国代表選手としての目標も達成させてくれた大邱FCへの感謝の気持ちを改めて胸に刻み、ピッチ上のパフォーマンスで多くの方に応えたい」と強調した。
チョン・スンウォンは国際Aマッチ期間による休息を終えた後、4月2日のKリーグ1(1部)第7節浦項(ポハン)スティーラース戦で今シーズン初出場を果たすものと見られる。
浦項戦に出場できれば、チョン・スンウォンはKリーグ通算100試合出場を達成することになる。
1997年2月24日生まれのチョン・スンウォンは24歳。2016シーズン前に大邱FCに入団すると、2017シーズンの第10節全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースでプロデビューした。2020シーズンは26試合に出場し、チーム最多の7アシストを記録。今シーズンはクラブとの再契約交渉もあってまだ出場がない。
U-23韓国代表選出経験もあり、2020年1月に行われたU-23アジア選手権では優勝も経験した。その甘いルックスから女性ファンも多く、“韓国サッカー屈指のイケメン選手”として海外メディアに取り上げられたこともある。インスタグラムのフォロワー数は約42万8000人(3月25日時点)。
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