名古屋出身で韓国プロ野球キウム・ヒーローズに所属するイ・ジョンフ(23)が、父親のイ・ジョンボム(51)と初めてグラウンド上で相対した感想を述べた。
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イ・ジョンフは3月16日、高尺(コチョク)スカイドームで行われたLGツインズとのオープン戦に3番センターとして先発出場し、2打数、無安打、1打点で途中交替している。
ヒットこそなかったが、5回裏のチャンスでは犠牲フライでチームの3点目に貢献している。
交代後、イ・ジョンフは、「バッティングの際、良くないクセが出ている。コーチと話しながら修正している。オープン戦期間中にこの部分を重点的に補完したい」と語った。
イ・ジョンフはこの日、LGツインズのコーチである父親のイ・ジョンボムと対戦相手として同じにグラウンドに立ったことについて、「父はいたが、普段通りだった。気を使う暇はなかった。自分のプレーだけに気を使っていた」と意に介さなかった。
1998年から2001年にかけて中日ドラゴンズでプレーし、昨年にはその古巣でコーチとしての研修を受けたイ・ジョンボムは、今年LGツインズに戻り三塁コーチに就任している。息子のイ・ジョンフはセンターを守っていただけに、父親のイ・ジョンボムと試合中に向き合うことはなかったようだ。
対戦相手として同じグラウンドに立ったのは初めての2人だが、過去には同じユニホームを着て一緒にプレーした経験がある。2017年、イ・ジョンフはアジアプロ野球チャンピオンシップの韓国代表選手に、イ・ジョンボムは代表チームのコーチとして共闘していた。
これまで2人の邂逅はなく、イ・ジョンフのルーキーイヤーだった2017年当時、イ・ジョンボムは解説委員を務めており、翌年イ・ジョンボムはLGツインズのユニホームを着たが、2軍を担当していた。キウム・ヒーローズの選手とLGツインズコーチとして2人が同じ試合に出たのは同日が初めてで、親子にとって記念すべき日となったようだ。
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