2月27日、駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場にてJFA第26回全日本フットサル選手権大会4回戦、Y.S.C.C.横浜とオーパの試合が行われた。
試合はY.S.C.C.横浜がファーストピリオド11分に北野聖夜、14分に小林拓夢、20分に宿本諒太のゴールで3点をリードして試合を折り返す。
オーパはセカンドピリオドのキックオフから小沼真仁をGKのユニホームで投入し、パワープレーを仕掛ける。しかし25分にY.S.C.C.横浜の小林拓夢にゴールを決められて、4点ビハインドとなる。それでもオーパは32分と34分にパワープレーで林賢治が連続ゴールを挙げ、点差を詰める。が、試合時間残り12秒にY.S.C.C.横浜・北野聖夜にゴールを奪われ、Y.S.C.C.横浜が5-2で勝利を収めた。
試合後、Y.S.C.C.横浜・前田佳宏監督は試合を振り返り、「前半はリスクをできるだけかけずに、自分たちが得点を重ねて、自分たちのリズムで割とやれていた」とし、「後半に関してはこの一年を物語っている。僕らはそれほどリードした展開がないが、今日は相手がパワープレーの時間帯に早くシフトしてきた。僕らはパワープレーのトレーニングも積んではいるが、公式戦のなかでパワープレーの守備をしたことがあるメンバーが少ない。サッカー畑から来て、今日初めて公式戦でパワープレーを受けたメンバーも結構いた」と話した。
さらに、パワープレーの守備を初めて経験したメンバーは、「トレーニングしてきたことが頭にリンクせず、ちょっと焦っていた。やっと、後半10分過ぎくらいから慣れてきて、トレーニングしてきたものが出るようになった。パワープレーを若いメンバーが経験できたことが良かった」と評価した。
一方、オーパ・渡邉大監督は「スカウティングをして、相手のピヴォが強いので、そこをしっかり抑えていこうという形で入ったが、受け身に回る時間が長くなってしまって、失点につながってしまった」と前半を振り返った。
続いて「ハーフタイムで、点差もあるということで自分たちの得意のパワープレーを出して、流れを変えていこうということで後半に入った。かなりアグレッシブにプレーができたしゴールもできて追い上げることができたが、途中でY.Sさんに修正をされてから、それに対して抵抗を試みたが、なかなかうまくいかずにゲームがクローズしてしまった」と試合を総括した。
(文=玉 昌浩)
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