山口俊の元同僚フォント、初挑戦の韓国プロ野球への期待感語る「リュ・ヒョンジンに話を聞いた」

SKワイバーンズに新加入したベネズエラ人投手ウィルメル・フォント(30)が、韓国で迎える新シーズンへの決意を語った。

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フォントは去る2月2日、仁川国際空港を通じて韓国に入国した。今後は新型コロナウイルス感染症防疫指針に基づいて2週間の自主隔離を行い、隔離が終わり次第、済州(チェジュ)島でのSKの春季キャンプに合流する。

フォントはテキサス・レンジャーズ所属時の2012年9月にメジャーデビューを果たした後、ロサンゼルス・ドジャースやオークランド・アスレチックス、タンパベイ・レイズ、ニューヨーク・メッツを経て、2019年7月にトロント・ブルージェイズに加入した。

ブルージェイズでは2019シーズンに2勝3敗1ホールドの防御率3.66、2020シーズンに1勝3敗2ホールドの防御率9.92を記録。2020年9月にFA(フリーエージェント)となった後、同年10月31日にSKワイバーンズと総額100万ドル(契約金15万ドル、年俸85万ドル)で契約を結んでいた。

(写真提供=AP/アフロ)昨シーズンのフォント

「本場のチキンを食べることが楽しみ」

以下、フォントとの一問一答。

―球団との契約後、どのような準備をしたのか。

球団と契約した後、先発投手として1シーズンフルで活躍することを目標に準備を始めた。ドジャースやブルージェイズでともにプレーしたリュ・ヒョンジンにも韓国の話をたくさん聞いた。韓国プロ野球への期待感がより高まった。

―入国が多少遅れたが、韓国での生活に適応する準備はどうしたのか。

予定よりも韓国入国が遅れたのは残念だが、準備を怠ってはならないと努力した。コンディションを引き上げるためにマイアミでトレーニングに励み、自主隔離期間も室内でトレーニングできるよう準備も行っただけに、春季キャンプ合流まで一生懸命練習したい。

(写真提供=SKワイバーンズ)韓国に入国した直後のフォント

―先に韓国に入国したジェイミー・ロマック(35、元DeNA)やアーティ・ルイッキー(30)から、韓国プロ野球に関する助言や情報は聞いたのか。

カカオトークに外国人選手のトークルームがあるのだが、そこで自主隔離中の様子が見られたので、大体どんな環境なのかを知ることができた。自主隔離を終えたら早くロマックとルイッキーに会ってたくさん話をしたい。隔離期間は(ブランドン・)ナイトアドバイザーから多くのことを聞いて学ぶようにする。

―韓国プロ野球で親交のある選手はいるのか。いるなら、どんなアドバイスを受けたのか。

ロッテ・ジャイアンツの(エンダーソン・)フランコ(28)、KTウィズのウィリアム・クエバス(30)、ハンファ・イーグルスのカルロス・スベロ監督など、何人かは知っている。クエバスからは韓国プロ野球に関する良い話をたくさん聞いた。

また、リュ・ヒョンジンとアメリカで韓国のチキンを食べたことがあるが、すごくおいしかった。韓国で本場のチキンを食べるのが楽しみだ。

―春季キャンプで最も重点を置きたい部分は。

元気にフルシーズンをプレーできるよう、コンディションを整えることが一番重要だ。遅れての合流となるだけに、チームメイトと早く親しくなりたい。

―今シーズンの目標と覚悟は。

200イニング以上、180奪三振以上を目標にしている。これらを達成できれば、チームの良い成績にも自ずとプラスになるだろう。チームがポストシーズンに進出できるよう一生懸命努力する。

―最後にファンに一言。

先発投手として期待してくださるだけに、それに応えられる選手になれるよう努力する。球場でファンに良い試合を見せたい。

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