巨人や阪神が興味の韓国プロ野球MVPロハス、所属球団から“最終提案”受ける「長くは待てない」

「これ以上、追加の提案はない」

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2020シーズンをハッピーエンディングで終えた韓国プロ野球のKTウィズだが、イ・スンヨン団長をはじめとするフロント陣に休む暇はない。すでにストーブリーグの業務に着手し、来シーズンに向けた準備を進めている。

最も急がれる事案は、韓国プロ野球MVPに選ばれた外野手メル・ロハス・ジュニア(30)との再契約交渉だ。

メル・ロハス・ジュニア

今シーズン、本塁打(47本)や打点(135点)、得点(116点)、長打率(0.680)の4部門で1位を記録して打撃4冠王に輝き、MVPまで獲得したロハス。

こうした活躍ぶりから、現在、メジャーリーグ(MLB)や日本プロ野球(NPB)の複数球団から大きな注目を寄せられており、来シーズンも残留するかどうかは迷宮入りの状態にある。

KT側は「長くは待てない」

KTはロハスを残留させるために“速度戦”を選んだ。

当初、KTは他球団の動向を注視していた。だが、年俸高騰で再契約のゴールデンタイムを逃すよりもロハスの心を捉えることが先決と判断し、早期に再契約の条件を伝えた。KTはロハス側に提供し得る最高の条件を盛り込んだ。

イ団長は「ロハス再契約のために戦略を立て、条件を提示した状況だ。今はロハスの返事を待っている」と説明した。

続けて、「逆にロハス側から他の提案をされても、我々の条件に変更の余地はない」とくぎを刺した。KT側がロハスに提示した条件が“最終”という意味だ。それだけ、KTは最大限の誠意を込めて条件を提示したものと解釈できる。

イ団長は「我々も長くは待てない」と付け加えた。最後の提案をしただけに、ロハス側の早い答えを待っているようだ。

KTは、ロハスとの再契約が失敗した場合にも備えている。イ団長は「リストアップはすでに終わっている」と述べており、12月3日(日本時間)から始まったMLBのノンテンダーにも注視している。

最後に、「再契約交渉が上手くいかなかった場合に備えなければならない。プランB、Cまで準備した」とイ団長は伝えた。

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