ポストシーズン進出に失敗した球団の外国人選手、来季の去就はどうなる?韓国プロ野球の場合

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2020シーズン終盤を迎えている韓国プロ野球は、全10チームの最終順位がほぼ決まりつつある。そのなかで、ポストシーズンに進めなかった球団の外国人選手の未来はいったいどうなるのだろうか。

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今シーズンの韓国プロ野球は外国人選手の活躍が目立った。特に、上位勢は外国人投手を軸に強力な先発陣を構成し、ポストシーズン進出を決めた。さらには、重要な場面で一発を放つ外国人打者がチームをけん引した。

なかでも、KTウィズはオドリサメル・デスパイネ(15勝8敗)、ウィリアム・クエバス(10勝8敗)、メル・ロハス・ジュニア(打率0.353、132打点、188安打)ら外国人選手の活躍もあり、チーム創設以降初のポストシーズン進出を決めた。

今シーズン三冠王最有力のメル・ロハス・ジュニア

反面、下位球団の外国人選手は来シーズン以降の再契約が不透明な状況となっている。

外国人選手との再契約に悩む下位球団

最下位のハンファ・イーグルスは、シーズン通して外国人選手の不振に頭を悩ませた。

球団はワーウィック・サーポルト、チャド・ベルと2人の先発投手を前面に押し出した。2人とも昨シーズン10勝以上を達成しただけに、今シーズンも活躍が期待されていた。

ところが、ふたを開けるとサーポルトは10勝13敗の防御率4.91と安定せず。チャド・ベルは肩と肘の負傷などを理由に出場機会を得られず、登板しても2勝8敗の防御率5.96と不振した。結局、ハンファは去る10月6日にチャド・ベルをウェイバー公示した状態だ。

打線を見ても、ブランドン・バーンズの長打力不足が目立つ。バーンズはここまで、通算打率0.258の9本塁打69安打39打点を記録している。

チェ・ウォノ監督代行は「サーポルトは球威が惜しい。相手を圧倒できるだけの水準ではない。バーンズは懸命にやっているが三振が多く、パワーを備えた選手ではない」と、再契約の可否に頭を悩ませている様子だ。

ワーウィック・サーポルト

8位のサムスン・ライオンズも同様だ。

元東京ヤクルトスワローズの右腕投手デビット・ブキャナン(15勝7敗、防御率3.45)を除き、球団は外国人選手の処遇に苦心している。

投手ベン・ライブリーは戦列復帰以降、連日好投を見せている。シーズン中盤から加入したダニエル・パルカは、直近10試合で打率0.282(39打数11安打1本塁打)と善戦している。

それでも、ホ・サムヨン監督は再契約に慎重だ。「負傷しないことも実力の内だ。また、自身の感情をコントロールできなければならない」と残念な部分を指摘する。といっても、外国人選手の市場は新型コロナウイルス感染症の影響で状況が芳しくなく、獲得対象選手の分析が難しいのが実情である。

ホ監督もこの点を理解しており、再契約の可能性が残されていることも示唆した。サムスンの悩みは深まるばかりだ。

ダニエル・パルカ

「すべては外国市場と関係がある」

反面、6位KIAタイガース所属の外国人選手は再契約の見通しが明るい。

アーロン・ブルックス、ドリュー・ギャグノンとともに11勝を挙げている投手2人の再契約可否をおき、マット・ウィリアムズ監督はポジティブな反応を示した。中心打者の役割を十二分に果たしているプレストン・タッカーも同様である。

ただ、外部的要因もあるため、先発陣の再契約がどうなるかは現時点ではわからない。家族の交通事故のため韓国を出国したブルックスが、いつチームに戻ってくるかも予測できない。

また、ヤン・ヒョンジョンのメジャーリーグ進出が決まれば、より強力な先発投手を新たに確保する必要がある。ウィリアムズ監督は「すべては外国市場と関係がある。もう少し状況を見守る必要がある」と明かした。

プレストン・タッカー

外国人選手の未来は結局、アメリカ現地の状況にかかっている。新型コロナの影響で、スカウトリストの選手たちがほぼ試合に出場できなかったからだ。そのため、現地で獲得候補選手を直接確認できる環境も整っていなかった。

予想外の変数も多い今シーズン。外国人選手の運命はどう変わるか、今後も注視していきたい。

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