観客に“中指”を突き立てたゴルファーを赦免…韓国ゴルフ協会への信頼は崩壊した

2020年07月28日 ゴルフ #男子ゴルフ
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“ファンファースト”を掲げていた韓国プロゴルフ協会(KPGA)のク・ジャチョル会長が、ファンに中指を突き立てた選手の懲戒を解除した。

【写真】観客に“中指”を突き立てた韓国人ゴルファー、何があった?

韓国プロゴルフ協会は7月27日、「エチケット違反など不適切な行動で懲戒を受けた選手を救済することを7月20日の理事会で議決した。ギャラリーに中指を立てるなどの行為で物議を醸したキム・ビオを含む8人が再び選手生活を継続できるように承認した」と発表した。

同協会は「スコア操作などの重大な違反を犯したり、除名されたりした選手は赦免の対象から除外した」という説明も付け加えた。

ク会長の共感能力の不足は、不透明な手順でインターン社員を採用したり、SNSを通じて韓国女子プロゴルフ協会(KLPGA)のスポンサー企業を貶めたりと、すでに明らかになっている。そういった騒動のたびに「意欲が溢れてそうなった」「頑張ろうと思って失敗した」「韓国男子ツアーをあまりにも愛しすぎてそうなった」などと、常識外の回答でやり過ごしてきた。ついには“ファンファースト”と最もかけ離れた行為をした選手たちを赦免する“寸劇”まで起きたわけだ。

自制の効かない集団に

韓国プロゴルフ協会の理事陣は、ク会長の就任と同時に大挙入れ替わった。当然のようにク会長の側近で埋められた。会長の専横に同調・傍観する集団で、事実上の自制機能や監視機能を失った格好だ。

同協会はキム・ビオを含む8人を赦免した理由として、「新しい執行部が発足しながら会員間の和合とKPGAの発展の原動力のために」とし、「新型コロナ事態という特殊性を考慮して経済活動が萎縮された現懲戒者に救済支援を与えるためだった」と強弁した。

だが、未だに貴族のスポーツというイメージの強いゴルフの特性を考慮すると、性急な判断だったとの指摘が続いている。新しい執行部の治績のために、ファンを欺いているとの非難もある。

特に元トライアスロン韓国代表チェ・スクヒョン選手の事件でセンシティブとなっている韓国スポーツ界の暴力、暴行に対する厳しい原則が必要とされるなかで、観客に向かって中指を突き立て、ゴルフクラブを地面に叩きつけるなど暴力的な行為をした選手を赦免することは、他のスポーツ団体からも共感を得られない処置だ。

模範を示すべきプロゴルフの首長が韓国ゴルフの品格を自ら下げているようにしか見えない。

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