野球韓国代表の監督は、はたして決まるのだろうか。
韓国代表ソン・ドンヨル監督が辞任してから、早くも1カ月が過ぎた。韓国野球委員会(KBO)チョン・ウンチャン総裁が国家代表の“専任監督制不要論”を表明したことで、一時は廃止されると思われた専任監督制だが、KBO理事会が意見をまとめて継続することが決まっている。
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しかし後任監督を選ぶ作業には、まったく進捗がない。進捗がないどころか、KBOと韓国野球ソフトボール協会(KBSA)の意見が食い違っている。
KBOは当初、ソン・ドンヨル監督の後任選定のスケジュールとして、1月初めを目指した。2月に行われる各球団の海外トレーニングから選手を綿密にチェックするためには、遅くとも1月までに代表監督を決める必要があったからだ。
チョン・グムジョKBO事務次長は、「1月に代表監督を選任しなければならない。そのために12月中に技術委員会を構成する計画だ」と語った。ところがすでに12月中旬に入るが、特別な進捗が見られない。KBOは12月21日の仕事納めを持って、正式な2018年のスケジュールを終える。
KBOとKBSAは去る12月5日、新たに発足する「韓国野球未来協議会」の委員10人を発表した。KBOはキム・シジン競技委員やチャン・ユンホ事務総長など5人を、KBSAはイ・ジュンソンKBSA広報特別補佐官やマ・ヘヨン成南ブルーパンサーズ独立球団監督など5人を指名し、1月中に最初の会議が開かれる予定だ。
韓国野球未来協議会は、国家代表運営システムの構築、競技力向上と不正防止対策の樹立、野球教育と裾野拡大、プロアマ賞罰と制裁に関する必要業務の一元化など、韓国野球の緊急の課題について研究・討議して代案を提示するという構想で作られた組織だ。そのなかで最も早急に議論しなければならない事案が、韓国代表監督を選任するための技術委員会の構成だろう。
ところが、つじつまが合わない。