韓国女子ツアー、コロナ考慮し7月開催予定の2大会中止を決定。代わりとなるツアーの新設も発表

韓国女子プロゴルフ協会(KLPGA)が、7月に開催が予定されていた大会の中止を決めた。

【写真】イ・ボミやアン・シネも選ばれた「KLPGA広報モデル」10年分を大公開 

KLPGAは5月25日、来る7月に予定されていた「アシアナ航空オープン」(7月10~12日)と「MYムンヨン・クイーンズパークチャンピオンシップ」(7月17~19日)の開催中止を発表した。

(写真提供=KLPGA)「第42回KLPGAチャンピオンシップ」でのイ・ボミ​​​​​​

中止理由についてKLPGAは「タイトルスポンサーのアシアナ航空、ムンヨングループとともに大会開催に関する討議を重ねた結果、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し今回の決定を下した」と説明。新型コロナの感染拡大によって中国ビザの発給が困難になったことも、大会中止の一因とみられている。

中止となった2大会は2021年に順延開催となる予定だという。

2大会中止の代わりに国内開催のツアーが新設

そんな中、KLPGAは5月26日にソウルの事務局でISドンソと大会開催調印式を行った。ISドンソは建設・建築材の総合企業で、韓国女子ツアーとは初めての縁となる。

(写真提供=KLPGA)KLPGAのキム・サンヨル会長(左)とISグループのクォン・ヒョグン会長による調印式の様子

今回の調印式によって、7月10日から12日にかけて釜山のストーンゲートカントリークラブで「ISドンソ釜山オープン」が開催されることが決まった。

賞金総額は当初8億ウォン(日本円=約8000万円)とされていたが、ISグループのクォン・ヒョグン会長が「新型コロナで苦しんだ選手や会長を救うため、大会賞金に2億ウォンを上乗せする」と決定し、最終的に10億ウォンに格上げされた。

2大会の中止による空白が懸念されたKLPGAだが、新スポンサーとの契約締結によってその空白を最小限にとどめることに成功できたようだ。

一方、韓国女子ツアーは5月28日から31日かけて、京畿道・利川(イチョン)のサウススプリングスカントリークラブで国内2戦目となる「第28回E1チャリティーオープン」が行われる予定だ。

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